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江名鉄道
馬落前 【次の掲載駅】 江名
中之作 Nakanosaku
 ●14年4月
【撮影日:14.04.27./掲載日:18.04.16.】
 写真の箇所は、現在は中之作南トンネルと中之作北トンネルに挟まれた300m余りの区間。このうち写真撮影位置にはかつて中之作第二トンネルがあり、写真の奥側のどこかに中之作駅があった。旅客の乗降のことを考えると、中央に見える押しボタン式の信号の場所より先にあったものと思われるが、それが正解かどうかは不明だ。
 1953(昭28)年の開業当初は、隣の江名駅から駅員が1名派遣される形の有人駅だった。駅は棒線駅で、無人駅の期間のほうが長かったので、貨物の発着が行われてはいなかったと推測する。中之作には漁港があるのだが、魚介類の発送は江名駅か永崎駅から行われていたのだろうか。

【撮影日:14.04.27./掲載日:18.04.16.】
 現在は「中之作南トンネル」となっている、元の駅の南西側の様子。鉄道時代は「中之作第一トンネル」という名前だったそうだ。実は撮影位置との奥のトンネルの間には短い「中之作第一トンネル」が存在したが、道路工事によって切り崩された。これは偶然だろうか、双方とも第二トンネルの方が道路工事によって消失している。
 道路の右側の歩道にパイロンの列と、左側に黄色いテープで立ち入り禁止にされている箇所が見えるが、これは震災によるものではなく、写真を撮影する数日前に大雨が降って土砂崩れが発生したための措置。
 
【撮影日:14.04.27./掲載日:18.04.16.】
 現在は「中之作北トンネル」となっている、元の駅の北東側の様子。鉄道時代は「江名トンネル」という名前だったそうだ。写真右の「中山医院」の看板の手前に分岐する道があり、坂を下っていくと400mほどで中之作の町中と港へ到達する。
 写真の場所から左奥の地名は「中之作 戦(なかのさく・たたかい)」という名前が付いている。やや物騒な名前だか、過去に何かあったのだろうか…。
 
 
 

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