訪問当時は有人駅であった当駅だが、2005(平17)年に4月に、駅の裏手になる西口に「道の駅日和佐」が開業すると、道の駅に駅業務を委託化され、東口の従来の駅舎は無人化されたという。そして掲載日前後には駅舎に設置していた自動券売機も撤去されるという。画像のきっぷも入手困難になってしまうことになる。
東口に建つ駅舎。駅舎の正面はギャンブレル屋根の形に、トップが1面だけ三角に折れた形なっている(一部妻面が水平になっている)。
当地はウミガメが産卵にやってくる町として以前から全国的に知られていたが、駅舎に「海亀の来る町の駅」と壁面に書かれているのは面白い。でもその文字も伸びた木の陰になりかけていたのが気になった。
上項でも書いた通り、当時はまだ有人駅であった。「道の駅日和佐」も開業前であったので、この頃には西口は存在しなかった。
駅構内は2面3線構造になっているが、この頃には右側の3番ホームは使用されていなかったのではと思う。ホーム中央部のやや徳島寄りに構内踏切があり、下り列車はそこを過ぎた位置に停車していた。訪問後は右の上りホームの徳島側(写真の右方向の画角外)の端っこから「道の駅日和佐」に繋がる西口が開設され、それとは別に徳島側に東口と西口を結ぶ歩道橋のような跨線橋の自由通路が架けられた。
◆写真の列車情報◆ 四トク キハ47-504(徳島側後尾車、2輛編成) 835着/852発 529D[普通]徳島→海部
私が乗車していた下り列車が到着から10分以上経過して、やっと交換相手の上り列車が到着する。ローカル線ならではののんびりした情景であるが…。
◆写真の列車情報◆ (奥) キハ47形500番台 (徳島側先頭車、2輛編成、車番不明) 853発 540D[普通]海部→徳島
(手前) 四トク キハ47-113(海部側先頭車、2輛編成) 835着/852発 529D[普通]徳島→海部