桜の駅と知られる当駅だが、駅名標に入るイラストは寺社の門だ。地図を調べてみると神社や寺院が多くヒットするのだが、絵のような立派な門を擁した箇所が見当たらなかった。
当駅には駅舎は無いが、かつては駅舎が建っていてもおかしくないような感じがした。
ホームの柵に看板が2枚掲示されている。右の1枚は松浦鉄道がきっぷの販売の宣伝をしているもののようだが、だいぶ色が褪せて消えてしまっていて、何を宣伝しているのか判らないような状態だった。左に1枚は「山代っ子の約束」と題された10箇条の約束事が書かれていた。書いたのは山代小中学校PTAとなっており、約束事はどれも子供を躾けるときによく聞く言葉というか、親がこうしてほしいというような願望が透けて見えるような内容となっている。親の気持ちも理解できるが、子供はちょっと嫌に思うこともあるだろうなぁ…。ちなみに5つめには「テレビやゲーム等は、合わせて2時間以内にしよう」という内容が書かれていたのだが、令和になってこの項目は「テレビやゲーム、スマホやSNSは、合わせて 2時間以内または午後 9時までにしよう」と、時流に合わせて改訂されたそうだ。
当駅付近は線路と並行する道路に沿って桜並木となっており、桜の季節にはカメラマンが集まる場所として知られる。訪問したのは秋なので想像するしかないが、確かにこれだけの枝振りの木があれば桜映えのする鉄道写真が撮れそうだ。そんなことを想像しながら、乗ってきた列車を見送りながら撮影した。
◆写真の列車情報◆ MR-600形 MR-613 328D 1136発[普通]佐世保→伊万里