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九州旅客鉄道 日豊本線
浅海井 【次の掲載駅】 重岡
佐 伯 Saiki
 2014.05.訪問時
【購入日:14.05.08./掲載日:15.03.29.】
 この字を見て普通に「さいき」と読んでしまうが、よくよく考えてみると難読駅に加えても問題のないような読み方だ。ちなみに1962(昭37)年までは、駅名だけは「さえき」と発音して、自治体名の読みと揃っていなかった。
 
【撮影日:14.05.08./掲載日:15.03.29.】
 佐伯駅の駅舎は白い壁に青いひさし。まるで415系の塗色を模したようなカラーリングだ。しかし以前は青色の部分はえんじ色のような色だったようだ。
 
【撮影日:14.05.08./掲載日:15.03.29.】
 佐伯駅の改札口は、地方の中心駅ということを差し引いても、かなり通路数の多いラッチを持っていることに驚かされる。かつてはこの全てのラッチを開いて旅客を捌いていた時代もあったのだろうか、と想像すると、現状の鉄道の立ち位置がちょっと寂しすぎる。乗客の減少とともに改札口をすぼめる改造をする駅も多い中、ここのはちょっと貴重な光景かも。
 
  【撮影日:14.05.08./掲載日:15.03.29.】
 駅にあった時刻表を見ると、上下の方向で列車の歴然とした差がはっきりあることが判る。県境に近くにあり、県境を越えて人の流動の少ない街に見られる典型的な列車運転体系だ。大分方面の特急については2色に分けられているが、赤が博多直通、緑が大分で博多行きの乗換ができる列車という意味になっている。
 
【撮影日:14.05.08./掲載日:15.03.29.】
 跨線橋の1番線の昇降口の階段には、かわいらしく穏やかな海中の方形が描かれている。海との結びつきが大きい地域だということを感じさせてくれる。
 
【撮影日:14.05.08./掲載日:15.03.29.】
 佐伯駅は2面3線の典型的な配線の駅。ただ3番線の向こう側(写真右側)には多くの留置線を抱えており、運転の要になっている駅だということが見て判る。
 
【撮影日:14.05.08./掲載日:15.03.29.】
 駅に掲示された津波避難経路マップ。JR九州管内ではこのような掲示物を海に近い駅などで見ることができる。佐伯駅のものを見ると、駅の浸水深さは5m以上の最も濃い赤色で示されている。佐伯駅にいた場合、警報発令時の避難先が近くの5階建てのホテルが指定されている。佐伯市街はリアス式海岸という津波の被害を大きくする海岸線そばにあるので、高層の建物の数があまりない地域で、避難場所をどうするのかというのは結構切実な問題かも知れない。
 
【撮影日:14.05.08./掲載日:15.03.29.】
 到着する787系にちりん。招き猫のようなものが寿司桶を手に持って待ち受けている。佐伯は豊富な魚介類が水揚げされることから、寿司で街を売り出しているそうだ。ちなみにホームの壁には漫画家・富永一朗の絵が飾られている。富永氏は子供の頃は佐伯で育ち(出身地は異なる)、また一時期当地の小学校で教鞭を執っていたこともあるそうだ。
 
【取得日:14.05.08./掲載日:15.03.29.】
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 頒布用の時刻表としてはオーソドックスなスタイル。自駅の他に、主要駅の着発時刻が入っている。ちょっと変わって目立つのは、2本だけある上りの佐伯どまりの到着時刻に「着」の時が添えてあること。
 時刻表から見えてくることは、特急列車が上下に関係なく、基本的に駅舎と直接繋がる1番線に発着すること。但し特急列車同士の交換が発生した場合には、上り側が2番線発着になっている。また一日3本だけの延岡側からやってくる上り[普通]列車は2番線に到着するようになっている。それでも普通列車の多くを1番線に発着するよう考慮されているようだ。
 
 

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