私が購入した切符の地模様は電車と、三角帽にポンチョをかぶった子供のような絵である。電車はいいとして、子供の正体は何？
何となく見上げたら、駅名標が一直線に横並びになっていた。その時なぜか、なんか面白そう、と思って写真を撮ってしまったという一枚。
伊勢志摩ライナー用23000系の赤編成。近鉄特急というと黄色系の塗色のイメージがあるので、この赤編成を見るとあれぇ？ と思ってしまう。その一方で目を惹く。
近鉄の系式は個人的には難解で、車体番号以外での見分けとかも難しい。写真の系式は、名古屋線系統用に製造された1810系に属するク1910形(1927)。1810系は1967(昭42)年から3形式39輛が製造されたが訪問時現在で2輛編成2本と、中間付随車2輛の計6輛のみと数を減らしている。列車は[急行]伊勢中川ゆき。
写真右は2430系に属するモ2430形(2447)で、もともとは大阪線系統用に1971(昭46)年から製造された車輛だが、車輛の置き換えや需給の関係で現在は一部が名古屋線系統で運用されている。番号から見るに、2430系の最終製造編成である。列車は[準急]近鉄四日市ゆき。
写真右は2000系に属するモ2000形(2004)。特急車の廃車再生品を利用して1978(昭53)年から製造された車輛。列車は[普通]津新町ゆき。訪問時、実は近鉄名古屋で津新町ゆきの表示を見る機会は意外に少ない。
上項の電車も加えて3系式を紹介したが、見た目が一緒なので、何を差別化して書いて良いのか、困ってしまう。