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愛知環状鉄道 愛知環状鉄道線
Aichi Loop Line Co., Ltd. / Aichi Loop Line

駅リンク先
四郷 高蔵寺

 
【撮影日:15.10.09./掲載日:18.10.21.】
 愛知環状鉄道の車内の鴨居部分に掲示されている路線図。
 愛知環状鉄道の路線は、元を辿ると国鉄の岡多線(岡崎-瀬戸市-多治見)と瀬戸線(瀬戸市-高蔵寺-勝川ー小田井-枇杷島、小田井-稲沢)として計画された路線の一部である。両線の目的は、主に名古屋を通過する東海道本線、中央本線、関西本線の貨物列車の整理にあった。しかし後の国鉄の財政悪化などによって、実際に国鉄線として開業できたのは岡多線の岡崎-新豊田 間だけであった。新豊田-瀬戸市-高蔵寺 間については1984(昭59)年の工事凍結が決定された時点ではほぼ完成の状態であったという。その後の国鉄分割民営化で岡多線はJR東海の移管されるが、それから1年も経たたない1988(昭63)年1月に第三セクター会社である愛知環状鉄道に移管される。それと同時に新豊田-高蔵寺 間は晴れて開通ということになった。(勝川-枇杷島 間は東海交通事業によって1991(平3)年に部分開業し、2年後に全通)
 会社名に「環状」という名前が付くが、地図を見ても濃尾平野南部の東縁部を南北に縦断する線形である。でも環状と名前にあえてつけたのは、名古屋中心部から見た時に東を半周するように通り抜けたであろう当初の岡多線・瀬戸線の線形に由来しているのだろうか。
 
【撮影日:15.10.09./掲載日:18.10.21.】
 写真の2000系は、1998年の愛知環状鉄道開業以来使用されていた100系(100・200・300形)を置き換えるべく、2002年から登場した車輛。増備は2009年まで行われ、現在2輛編成20本(40輛)が登場した。ちなみに100系の全廃は2005年のこと。
 2000系はJR東海の313系の兄弟車ともいえる電車で、外装・内装・機器類も共通しているものが多いという。たださすがに車体デザインは異なり、訪問当時も掲載日当時も2種類の塗色が存在する。写真は登場時からの塗色で、側面窓下に太さが異なる5本の黄みの緑色の直線と、何とも表現しづらい波打った太い青みの緑色の曲線が引かれている。しかし最終増備された2本4輛については、下項の写真に一部見えているような細い白帯を加えた青帯を窓の下部に、幕板に青帯を巻いただけのシンプルなカラーリングに変更された。後に既存の一部の編成も同様なカラーリングに変更されたものも存在する。
 
【撮影日:15.10.09./掲載日:18.10.21.】
 この電車には「愛」がある!
 …というのはさておき、写真は2000系電車の車体に貼られている愛知環状鉄道の車輛であることを示す表記。フォントが毛筆体というのも渋い。でもなんで直接に書かれたものではなくて、ステッカーで貼られてるのかなぁ。
 
【撮影日:15.10.09./掲載日:18.10.21.】
 2000系の車内の様子。基本的にセミクロスシートの仕様となっているが、最終増備車となった2輛編成2本(計4輛)だけはロングシートだそうだ。
 
 

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