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西日本旅客鉄道 境港線
米子 【次の掲載駅】 境港
米子空港 Yonago-Kūkō
大篠津 Ōshinozu 
 ●1997年10月訪問時
【撮影日:97.10.12./掲載日:19.05.10.】
 写真は車内から駅名標で写したもので、私の当駅での乗降の記録は無い。
 訪問当時の大篠津駅は乗降客も少なく列車交換ためだけにある、信号場のような無人駅だった。駅横には米子空港(美保飛行場・航空自衛隊と共用)が隣接していたが、当時の境線での航空アクセスは隣の中浜駅の方が近かったという。
 境線の駅としては開通時開設駅ということもあって歴史は古く(1902(明35)年11月)、開業当時はまだ「境線」という路線名さえ無かった。開業当初は周辺にそれなりの人口もあって利用者も多かったというが、1975(昭50)年に美保飛行場の拡張に伴って駅周辺の住民が集団移転をしたのを期に利用者が激減したという。
 この写真の撮影後、美保飛行場はさらに2008(平20)年にも拡張工事が行われ、境線はその工事に支障することになった。それゆえ当駅の列車交換の機能は路線付け替え工事が始まる前に隣の中浜駅に移され、駅自体も迂回する新線上に移設されることになった。この移設によって駅名が「大篠津」から「米子空港」に改称されることになり、移設開業後に米子空港のアクセス駅としての機能が付加されることになる。駅名の改称について、「大篠津」のまま残らなかったのは、空港アクセス駅としての判りやすさももちろんだが、移設で駅の位置が米子市大篠津町から境港市佐斐神町(さいのかみちょう)に変わったことも大きいのかもしれない。そのため、駅名改称同日に隣の「御崎口」駅は住民の請願によって「大篠津町」に改称されている。
 
 

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