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沼 津 Numazu
 ■国鉄沼津機関区創立100年 '86 Locomotive Fair in 沼津 記念入場券
【購入日:86.07.--./掲載日:17.08.05.】
 番号:1957
 この入場券は1986(昭61)年の夏に沼津機関区の創立100年を記念して発売された記念入場券。「Locomotive Fair in 沼津」とは、この年の夏休みに開催された一般公開イベントである。しかしこの年の11月1日の国鉄最後のダイヤ改正を機に沼津機関区は廃止となってしまう。機関区が開設されたのは1886年(明19)年12月1日で、数え年では100歳を迎えた機関区ではあるが、実働期間としては99年11ヶ月と、100年に1ヶ月足りなかった。その後、機関区跡地は市の再開発に充てられた。ただ機関区の流れをくむ乗務員部門となる沼津運転区(掲載日現在は沼津運輸区)は、現在もJR東海の一組織として運用されている。
 ここに掲げた画像は、記念入場券のエンベロープである。大きさは縦70mm×横160mm。中には6枚の入場券が封入されており、小児用4枚と大人用2枚の額面の合計は480円。
 エンベロープの裏面には以下の説明が青字で印刷されている。よくよく読んで見ると間違ってはいないものの、文章の作りが難解だ。
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 沼津機関区は明治19年12月1日に創立され、東海道線の建設当時は海上輸送されてきた建築資材の輸送にあたり、明治22年東海道線が開通すると急勾配の連続する箱根越えの基地として重要な役割りをはたしてきました。
 昭和9年の丹那トンネル開通後は、電気機関車と蒸気機関車の接続点として、戦後電化が西進した後は、東海道本線と御殿場線の車両の捕手と常務を担当し、ここに創立100年をむかえることになりました。
 
【購入日:86.07.--./掲載日:17.08.05.】
 中に封入された入場券6枚には、それぞれ沼津機関区に配置された機関車がイラストとなっている。6枚の入場券の大きさはいずれも同じで、縦60mm×縦148mm。
 券の裏面は白紙に、以下の説明が黒字で印刷されている(他5枚も同じ)。
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 2120(旧 B6)型蒸気機関車
 東海道本線開通直後から箱根越えに活躍し、同型の機関車は500両を越す明治時代の代表的機関車です。
 沼津機関区には昭和32年まで配置され、入れ替え用として使用されていました。
 明治23(1890)年イギリス、アメリカ、ドイツ、神戸工場製造
 
【購入日:86.07.--./掲載日:17.08.05.】
 この券の裏面の説明で、末行の製造年の表記では「年」の文字が抜けている。
 以下の入場券の中には、沼津機関区の表記が沼津機関「庫」となっているものがあるが、これは1936(昭11)年まで「沼津機関庫」が正式名称であったためである。
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 9750型蒸気機関車
 マレー式蒸気機関車で箱根越えの専用機関車として輸入され、約20年間沼津機関庫に配置され活躍しました。
 明治45(1912)アメリカンロコモティブ社製造
 
【購入日:86.07.--./掲載日:17.08.05.】
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 C51(旧 18900)型蒸気機関車
 日本で最初に1750mmの動輪を採用した旅客列車用蒸気機関車で、超特急"燕"を牽引しました。
 沼津機関庫には昭和6~9年まで配置されていました。
 大正8(1919)年製造
 
【購入日:86.07.--./掲載日:17.08.05.】
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 EF53型電気機関車
 国産の標準型電気機関車で、丹那トンネルの開通と同時に沼津機関庫に配置され、昭和28年まで活躍しました。
 昭和7(1932)年製造
 
【購入日:86.07.--./掲載日:17.08.05.】
 EF55といえば前後非対称の形が特徴。1号機のみが1964(昭39)年の廃車後に保存されていたが、この記念入場券が発売される直前に車籍が復活した。まるで機関区の廃止と引き替えに復活したような感じだ。再廃車(車籍抹消)は2015(平27)年と、掲載日現在から見るとごく最近だった。
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 EF55型電気機関車
 特急券引用として製造された流線型の電気機関車で、全両数3両が昭和24年まで沼津機関区に配置されていました。
 昭和11(1936)年製造
 
【購入日:86.07.--./掲載日:17.08.05.】
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 EF57型電気機関車
 暖房用ボイラーを搭載した旅客用電気機関車で、戦後は前4両沼津機関区に配置され、昭和31年まで東海道本線で活躍しました。
 昭和16(1941)年製造
 
  

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