お隣の梁川駅と同じ2016(平28)年に造られた駅舎は平屋で、右側の水色の壁面が印象的だ。左側には御影石の黒い壁に浮かぶ金色の駅名表示がちょっと格好いい。ただ駅としては無人である。当駅を立て替える際、維持管理を理由に駅舎にトイレを設置しないことがJRから発表され、地元などから登山客などに迷惑をかけるなどと物議を醸したようだ。結局駅舎にはトイレが設けられtなかったが、大月市が駅前に公衆トイレを造ることで問題を解決したようだ。また竣工までの間、近隣のコンビニと鳥沢小学校の校庭に建てられる仮設トイレ(いずれも駅から約250mほど離れている)が臨時駅前トイレとして指定されるという異例措置がとられた。
当駅の無人化は2015(平27)年と訪問日からは約1年半前のことと、わりと最近であった。2009(平21)年まではみどりの窓口もあったそうだ。
鉄道写真でも有名な鳥沢鉄橋は駅の西(大月)側にあり、直線距離だと500mほどである。
跨線橋の階段の幅の狭さと、跨線橋の脇のホームの狭くなっている部分を見て判るとおり、ホームの幅は狭い。
1番線に上り[普通]電車が到着する。
構内の配線は複線に加えて、下り線側に側線が1本加わる。側線のさらに外側には線路が一本引けそうなくらいの土地を余しているようなので、これを利用すればホームの拡幅はできそうだ。でもその工事をする必要がある程度の旅客の利用は、残念ながら無さそうである。
◆写真の列車情報◆ 211系2000番台 長ナノN607 1216発 540M[普通]甲府→高尾)