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JR東日本 中央本線
上野原 【次の掲載駅】 梁川
四方津 Shiotsu
 ●2017年5月訪問時
【購入日:17.05.04./掲載日:17.07.16.】
 当駅からのちょっと意外な最寄りの場所に、中央自動車道の談合坂サービスエリアまで片道・徒歩約1時間というのを見つけた。サービスエリアでは「やさい村」という地野菜の即売所とかもあるそうだ。でもサービスエリアが観光の目的ならば、鉄道は利用しないよな…とか思ったりする。
 
【入手日:17.05.04./掲載日:17.07.16.】
 駅スタンプのデザインは、駅に南方向にある高柄山という標高733mの山で、山頂からは南に見える富士山はもちろんのこと、北東方向にある上野原市街など良好な眺望が望めるそうだ。
 スタンプの状態はそろそろ交換時では…という状態だが、それはそれだけ多くの人がスタンプを押していったという証拠だ。スタンプ冥利に尽きるのではないだろうか。
 
【撮影日:17.05.04./掲載日:17.07.16.】
 写真の電車は、日に1往復だけ残る河口湖直通の3扉車。おそらく30年以上、115系時代から時間帯も変わらず運転されているのではないだろうか。
 
 ◆写真の列車情報◆ 211系 編成番号不明 1202発 1454M[普通]河口湖→高尾
 
【撮影日:17.05.04./掲載日:17.07.16.】
 今回は予備知識を入れずに駅訪問を実行した。そんな状態で当駅を下車してみたら、写真の木造駅舎に出会ってしまったので、ちょっとテンションが上がってしまった。新宿まで直通で1時間あまりの場所に、このようなかつてどの地区でも見られたような佇まいの標準的な木造駅舎が残っているとは思いもしなかった。しかも後に増設されたと思われる、出入口にトタンか何かで葺いたような庇もついて、ほぼ完璧である。いつまでこの状態が見ることができるのか、刮目である。
 
【撮影日:17.05.04./掲載日:17.07.16.】
 写真は改札口から跨線橋方向(東・高尾側)を見たところ。
 当駅は駅に面したホームが無いので、ホームと改札の間を移動するには必ず跨線橋の階段を使うことになる。改札口から跨線橋の間には、写真のようにやや距離がある。珍しいことではないが、階段そばに改札口を設けなかったのはなぜだろうと考えるのだが、想像できるのは、かつて改札のそばに構内踏切があったのではないかということくらいだ。
 そう思って国土地理院の空撮アーカイブを探してみると、その想像はビンゴだった。かつては写真を撮影した改札前とはている方向とは逆の大月側に構内踏切が設けられていたことが判った。その写真を見てもうひとつ判った別のことは、現在ある下りの対向式ホームは、私見た空撮アーカイブの写真には存在していなかったことだ。
 
【撮影日:17.05.04./掲載日:17.07.16.】
 上りの[特急 あずさ12号]が、E233系を追い越すところ。通常のダイヤではこの組み合わせの待避/追い越しは相模湖で行われる。しかし訪問当日は同時間帯に相模湖で下りの[普通]が通常の[特急 あずさ13号]に加えて臨時の[特急 あずさ77号]の2本をやり過ごすために、所定ダイヤで上りの待避時間が時間が取れず、写真のE233系は待避設備がある駅としてはひとつ手前の四方津で時間変更されることを余儀なくされている。
 そういえば、かつては当駅で高尾方面に折り返す列車が設定されていた。今でこそ駅そばに住宅地が開発されているが、折返列車が設定されていた当時の駅周辺を国土地理院の空撮アーカイブを見てみると、折り返し列車を設定するような旅客が見込めるような町では無かったように見受けられる。おそらくであるが、隣の上野原が列車に折り返した構内を備えておらず、写真のE233系が停車している副本線で折返ができるということだけで四方津まで運転されていたと考えるのが妥当かもしれない。

 ◆写真の列車情報◆ 【右】E257系0番台 編成番号不明 1145頃通過 62M[特急 あずさ12号] 松本→新宿
              【左】E233系0番台 八トタT30 時変1147発 1272M[普通(特快)]大月→東京
 
【撮影日:17.05.04./掲載日:17.07.16.】
 構内の北側には大月電力区四方津派出の建物がある。
 建物の手前に錆びついた側線が見えるが、この側線の大月側は行き止まりになっている。その側線に沿ってホームの痕が見ることができる。写真の中央より右側は石積みになっており、中央部分はホーム跡はなく、左側にはレンガ積みのホーム跡が見える。おそらく貨物側線のホームとして使われていたと想像する。
 
【撮影日:17.05.04./掲載日:17.07.16.】
 下りホームは、大月寄りのごく一部だけホームの嵩が高くなっているように見える。でもよくよく見てみると笠石(ホームの線路側の上面に敷かれた石やコンクリートの板)の大きさの違いや、屋根によって造られた日影が錯覚を起こさせているようにも見える。
 私はその場まで行って確かめたわけではないので、今となっては錯覚なのか実際に段差になっているのかは解らないままだ。おそらく私の錯覚だとは思っているのだが、日豊本線の宗太郎駅のように1輛分だけ嵩上げされている例もあるので、気になってしまう。
 
【撮影日:17.05.04./掲載日:17.07.16.】
 通過する河口湖に向かう臨時の[特急 成田エクスプレス8号]。2015(平27)年夏に初めて設定されて、その後も継続的に臨時列車として設定されていることから、一定の需要が見込める列車となっているようだ。設定される理由は、日本の玄関である成田空港と人気の観光地である富士山を直結し、近年増加している外国人旅行者に利用してもらうためなのだろう。E259系にとって、設定当初はこの区間を走ることは珍客としてみられていた向きはあったが、設定から数年が経ち、毎日ではないにしても通い慣れた道になってきている。
 考えてみると、この列車には面白いところが2点ある。
 まず一つ目。この列車は途中の富士山駅(この駅名何とかならんのかなー、富士吉田の方が良かったのに…)で進行方向を変えるんだよなー、と思った。そこで過去に記憶を辿ってみると、細かい括りではあるが、国鉄・JR車の定期特急の中で臨時に延長された他社線区間内で進行方向が変わるケースは、富山地鉄の上市駅を通っていた宇奈月温泉発着の[雷鳥]以来、2例目ということになる(かつての[北アルプス]は名鉄車なので除外)。定期列車で他社線内で進行方向が変わる国鉄・JR車の[特急]だと、北近畿タンゴ鉄道→京都丹後鉄道の宮津駅での[はしだて]だけだと思う(西舞鶴駅、豊岡駅の場合は線内ではなく接続駅なので例から除外)。
 そして二つ目。成田空港-河口湖 間の走行距離は約190kmあるが、そのうち半分以上の東京-河口湖 間の約110kmを、上下方向に対して列車番号と号数の偶奇性が逆転して運転されていることである。

 ◆写真の列車情報◆ E259系 横クラNe001 1141頃通過 9208M[特急 成田エクスプレス8号] 成田空港→河口湖
 
【撮影日:17.05.04./掲載日:17.07.16.】
 軽快にホームを通過する[特急 あずさ]。フェンスの向こうに八重桜が咲く。

 ◆写真の列車情報◆ E257系0番台 長モトM-106 1056頃通過 63M[特急 あずさ13号] 新宿→松本)
 
 

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