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JR東日本 中央本線
大月 【次の掲載駅】 笹子
初 狩 Hatsukari
 ●2017年5月訪問時
【購入日:17.05.04./掲載日:17.07.25.】
 
【撮影日:17.05.04./掲載日:17.07.25.】
 「はつかり」というと、かつての東北特急の愛称を思い出す。しかしあちらは漢字で書くと「初雁」なので繋がりはないように見えるが、実は当地の初狩は「初雁」に由来しているとのこと。歴史を経て使用する漢字が入れ替わったケースに当たる。地名の由来になった「初雁」は、当地で詠まれた和歌に由来するらしい。
 この写真の駅名標は、中央の下部の住所表記があったと思われる場所がテープで隠されている。
 
【撮影日:17.05.04./掲載日:17.07.25.】
 スイッチバックの施設の割には駅舎はこじんまりとした感じ。おそらくスイッチバックに関わる要員の詰め所などは別の建屋が造られていたのであろう。それにしてもバックに見える山林といい、幹線の駅とは思えない佇まいだ。
 この写真を撮って気になったのは、ゴールデンウイークの時期なのに写真左に写る木の葉がやけに赤いこと。紅葉ではなく、こういう品種なのだろうが(カエデの一種?)、写真の中でちょっとしたアクセントになっている。
 
【撮影日:17.05.04./掲載日:17.07.25.】
 改札口前の駅舎内は手狭である。無人駅となった窓口はシャッターで固く閉ざされ、シャッターに貼られたポスターが二度と開くことがないことを暗示している。
 当駅の運賃表を見ていると、相模線経由で東海道線の藤沢まで、横浜線経由で東海道線(横須賀線)の東戸塚までのきっぷが券売機で購入できるが、その間に挟まれた戸塚と大船は営業キロの都合で販売区域外になっている。
 
【撮影日:17.05.04./掲載日:17.07.25.】
 駅舎の改札口からホーム方向を見る。ホームへ向かうには、スイッチバック線の先で上り本線をくぐる地下通路を経由してホームに上がる形になっている。
 
【撮影日:17.05.04./掲載日:17.07.25.】
 上項の写真とは逆に、地下通路の出口側から駅舎を見る。何気に屋根には落雪防止なのだろうか、突起が施されているのが判る。
 
【撮影日:17.05.04./掲載日:17.07.25.】
 初狩駅は、中央本線に唯一残るスイッチバック駅として知られている。とはいえ現在、旅客列車、貨物列車でスイッチバックする列車はなく、広い構内には乗降するためのホームも無い。この設備も元来の役目で使われている訳ではなく、工事用、保線用の車輛の基地として使われているだけである。複数ある構内線には架線も張られており、往時を偲ぶこともできるが、短い保線車輛がぽつんと停車している光景は寂しさが漂う。
 写真の右端に見える平屋の建物が駅舎。
 
【撮影日:17.05.04./掲載日:17.07.25.】
 列車の左に見えるのが、甲府(西)側のスイッチバック線に繋がる線路。当駅はスイッチバック施設が残る関係で、ホームはスイッチバック線がクロスするポイントよりも甲府側に設定されている。

 ◆写真の列車情報◆ 211系2000番台 長ナノN613 1327発 436M[普通]松本→高尾
 
【撮影日:17.05.04./掲載日:17.07.25.】
 カーブをしたホームを[特急]あずさが通過していく。二つ目の架線柱の後ろ側から94kmのキロポストが顔をのぞかせているのが見える。

 ◆写真の列車情報◆ E257系0番台 編成番号不明 1345頃通過 66M[特急]あずさ16号 松本→新宿
 
 

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