JR東日本 中央本線 | |
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笹 子 | Sasago |
●2017年5月訪問時 | |
【購入日:17.05.04./掲載日:17.07.23.】 |
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【撮影日:17.05.04./掲載日:17.07.23.】 駅名標の緑の帯に入る四角いラインカラーの色はなぜか中央快速線のオレンジ色が用いられているが、当駅にはオレンジ帯のE233系などによる通勤形電車の定期列車の設定はない。本来ならJR東日本が設定しているラインカラー・青色が用いられるところだ。 |
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【撮影日:17.05.04./掲載日:17.07.23.】 国鉄時代風の駅名標がホームに残っていたが、丸みを帯びた文字フォントが、明らかに国鉄時代の「すみ丸ゴシック体」と異にしており、違和感を感じる。同様の体裁の駅名標は四方津駅にも存在した。 |
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【撮影日:17.05.04./掲載日:17.07.23.】 駅舎は高尾側のホームの端よりも高尾側に寄っており、駅舎の北側にある本線と南側にある元スイッチバック線に挟まれている。スイッチバック駅だったことが示すように山裾の斜面に駅が設定されている。駅舎はどことなく控えめな存在に感じると同時に、昭和中期の国鉄の有人の中規模駅の佇まいを感じる。 |
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【撮影日:17.05.04./掲載日:17.07.23.】 駅舎の南側は山になっているので、駅舎内が暗くならないように日中にもかかわらず蛍光灯は点灯したままであった。ポスターが掲げられている場所は窓口であったと思われるが、その下部の緑のタイル張り部分は"昭和"を感じてしまう。 |
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【撮影日:17.05.04./掲載日:17.07.23.】 駅舎と築堤上を結ぶ通路の壁は白と水色(青)に塗られて、暗い印象にならないように配慮されているようだ。通路部と階段部で青の色味が異なっているのは塗った時期にずれがあったためだろうか。でもこのカラーリングは通路部分はJR四国の、階段部はJR西日本のコーポレートカラーを思い起こさせる。 |
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【撮影日:17.05.04./掲載日:17.07.23.】 ホームの甲府側にある屋根の下には待合室が置かれている。また屋根下に下がる番線案内に使われているラインカラーは、ここもオレンジである。 |
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【撮影日:17.05.04./掲載日:17.07.23.】 元スイッチバック線(高尾側)の様子を見る。シーサスクロッシングなどのポイント、架線柱、信号機、踏切などの線路の設備が配置されていることから、現在ここは保線の作業実習を行う施設として使われているようだ。線路は敷かれているが、本線とは横取り線を介して繋がってるだけで、保線車輛以外の乗り入れは不可能だ。 |
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【撮影日:17.05.04./掲載日:17.07.23.】 ホームに入線してきた[普通]甲府ゆき。駅舎に繋がる階段は高尾(東)側にあるのだが、列車は階段から離れ、屋根が設置されている甲府(西)側に停車する。理由は定かではないが、東側はホームがカーブしているために、乗降時の視認性の問題があるのか、列車とホームの間にできる隙間とかを気にしているのかもしれない。またホームの東側の中央にはフェンスが立てられている。線路にカントがついていることでホームの段差ができており、その対策のようだ。 もともと当駅はスイッチバック駅であった。そのような山間の駅ではスイッチバックの引き込み線の両端に集落ができることがあり、かつて笹子もそのような町を形成していた。スイッチバック時代には高尾側の引き込み線に駅本屋があった。となると、駅本屋が無かった甲府側で乗降していた乗客はどういう取り扱いをしていたのか、気になったりする。時代が下り、勾配上でも停車、起動できるような電車が走るようになり、貨物の取り扱いが無くなるとスイッチバックは廃止されることになるが、その場合はスイッチバック線の中央、すなわち引き込み線と本線がクロスしていた付近にホームが設定されることになる。そうすると駅舎を移設するにしても、もともと駅本屋があった側に造られることになる。ということでホームと駅舎が離れた駅が誕生する。また引き込み線の両端にあった集落は、その中間の空白地帯に住宅が建てられるようになり、一体化された細長い町に変容する。 一応この記事を書くのに、国土地理院のHPの空撮アーカイブで確認しているが、ホームひとつ見ても、駅と周囲の変化を想像できるのが面白い。 ◆写真の列車情報◆ 211系0番台 長ナノN606 1301発 539M[普通]高尾→甲府 |
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【撮影日:17.05.04./掲載日:17.07.23.】 ホームに上がる階段付近から通過するE257系を撮る。 訪問時における当駅に停車する電車の編成は、おそらく長くても6輛編成だと思われるが、上項でも書いたようにその電車はこのホームのカーブしている高尾寄りの部分には停車してくれない。 ◆写真の列車情報◆ E257系0番台 長モトM-116 1310頃通過予定後れ3010M[特急]かいじ110号 甲府→新宿 |
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