HOME関西信楽高原鐵道 信楽線

信楽高原鐵道 信楽線
玉桂寺前 【次の掲載駅】    ||
信 楽 Shigaraki
 ●2016年10月 訪問時
【購入日:16.10.08./掲載日:16.10.31.】
 番号:8021
 信楽駅に硬券入場券(無地)が常備されている。
 
 
【購入日:16.10.08./掲載日:16.10.31.】
 信楽駅には信楽高原鐵道唯一の自動券売機がある。とはいっても、券売機は食券を販売している機械のような形をしている。切符の大きさはいわゆる一般の券売機のものよりも縦が5mmほど長くなっている(縦:35mm、横:57mm)。こちらの切符はオレンジの「SKR」の文字が地模様になっている。
 
 
【撮影日:16.10.08./掲載日:16.10.31.】
 駅名標の横にはたぬきの置物が並べられている。写真のものは1番線側のものだが、2番線側の駅名標にもさらに大量のたぬきの置物が置かれている。いろんな所のホームページを見ていると、同じ駅名標の写真でも2番線側のものがアップされている数の方が多いような気がする。
 
 
【撮影日:16.10.08./掲載日:16.10.31.】
 駅舎の写真を撮ろうとしたが、15分間の滞在時間という制約の中、具合に収まる画角が見つけられず、とりあえず駅の入り口部分だけを撮影した。この画像だけ見ていると落ち着いた雰囲気の駅舎ではあるが、なんだか公民館っぽい印象ももう一方で感じた。でも入口左側に表示された古い自体での「信楽駅」の標示がユニークだ。特に「駅」の旧字体「驛」のつくりの部分の下が"幸"ではなく"羊"になっており、そういう古い文字もあるんだー、と興味深く感心した。昔の漢字には、いわゆる旧字体や異体字以外にも、意外な組み合わせで成り立っている字体の漢字が結構あったりするので面白い。
 写真の右側で写真をなにやら撮っている青い服を着た男性の方がいるが、その被写体はこの2つ下の写真のものである。
 
 
【撮影日:16.10.08./掲載日:16.10.31.】
 これは発車間際に、改札を入ったところから窓口周りを写したもの。
 写真中央屋や左にある白い箱状の機械が自動券売機で、JRや近江鉄道の連絡切符も販売している。この写真を写す直前まで券売機の前には行列ができていた。その多くが「第63回 信楽陶器まつり」への観光客だと思われる。
 
 
【撮影日:16.10.08./掲載日:16.10.31.】
 信楽焼といえばたぬきの置物。写真の駅前に置かれているたぬきはかなり大きく、たぬきの右下に見える(雲井駅のものと違う)普通の電話ボックスの大きさと比較してもらえれば、大きさが想像できると思う。
 信楽焼自体は日本の古窯のひとつとして数えられ、また京都に近いことから重宝されていたようだ。しかし「信楽焼のたぬき」がとある陶芸家によって初めて造られたのは明治になってからだそうで、意外に歴史は新しい。その後の1951(昭26)年、昭和天皇が当地を行幸されるときに、地元ではたぬきの置物を沿道に並べて出迎えたそうだ。行幸後に天皇はその光景を短歌に詠まれたそうだが、それが報道されたことによって初めて全国に知れ渡ることになったそうだ。
 
 
【撮影日:16.10.08./掲載日:16.10.31.】
 1番線ホームに七色に焼かれたたぬきの置物が置かれていた。それぞれのたぬきは運気を上昇させるパワーを持っている、という設定になっている。ちなみに色ごとの役割は次の通り… 赤/万福、橙/良縁、黄/金運、緑/豊楽、水色/福始、青/百福、紫/福寿。パワーの設定は、金運以外はあまり具体的では無い気がする(笑)。それに七色以外に中央にいる微妙なたぬきは一体何者なのか。まさか虹色たぬきたちの親分とか…!?
 それはそれとして。これだけカラフルで彩度の高い焼き物ができるのは、近代の釉薬の開発技術の賜物なんだろうなぁ。
 
 
【撮影日:16.10.08./掲載日:16.10.31.】
 写真の車輛は、信楽高原鐵道の最新車輛であるSKR400形の401。2015(平27)年秋のSKR301の老朽廃車と入れ替わる形で新製配置された。これまでのSKR歴代の車輛(200・300・310形)はいずれも富士重工業製で車体長15.5mであったが、400形では新潟トランシス製の18.5m車と大型化した。そのため従来車よりエンジンの出力も増加している。外観や形態は、おそらく同時期に製造されているくま川鉄道のKT-500形と同じと思われる(ただし座席配置は信楽車はロングシート、くま川車はセミクロスシート)。車体色はこれまでのクリーム色とライトグリーンの組み合わせから一転、信楽焼をイメージしたブラウン系の車体色に金色の帯を巻いている。
 訪問時、信楽高原鐵道には4輛の車輛が在籍していたが、唯一この車輛だけ私は乗車機会に恵まれなかった。
 
 
【撮影日:16.10.08./掲載日:16.10.31.】
 写真の車輛はSKR310形の311。訪問時、在籍する2輛SKR310形はどちらもラッピング車となっていて、ライトグリーンのオリジナル塗装ではなかった。311は312の幾何学的なたぬきデザインとは対照的に、愛嬌あるたぬきの絵柄となっていた。
 
 
 

▲このページのTOPへ戻る