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大阪市高速電気軌道 御堂筋線
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新大阪 Shin-Ōsaka
 ●2017年10月 訪問時 (大阪市交通局 時代)
【購入日:17.10.14./掲載日:17.12.03.】
 初乗り区間のきっぷ。「新大阪」の文字の"大"の字が、字そのものの意味に反して小さく印刷されているのが面白い。大阪の意味を一文字で表すのには"阪"の字を用いるので、そこに大阪とは別の新しい駅である"新"の字が添えられ、見た目に"新阪"となっているのはそれなりに理にかなっているのかもしれない。関西圏の方々なら"新阪"と見えていても新大阪のことだとピンと来るのかもしれないが、他の地域の住人にはちょっと「んん??」となってしまうかもしれない。
 

【入手日:17.10.14./掲載日:17.12.03.】
 画像はポケット時刻表。表紙ページの写真には御堂筋線の主力車である21系が使われている。
 南方向の中百舌鳥方面は、10輛編成の電車が日中でも4分おきに発着している。東京でも同じ事だが、歴史が長い方路線の方が需要が大きい傾向がある。
 それぞれの画像をクリックすると、拡大表示します。
【撮影日:17.10.15./掲載日:17.12.03.】
 訪問時の当駅のホームには、紙に印刷した仮物の駅名標だけが存在していた。右の「お知らせ」によると、駅リニュアール工事は訪問時の翌春まで続くとのこと。
【撮影日:17.10.15./掲載日:17.12.03.】
 駅構内の様子。訪問時はホーム等のリニュアール工事が行われている最中で、天井の板は剥がされ、ホーム反対側に建てられている広告看板は全て外されていた。少々殺風景ではあるが、個人的に、この光景はスーノシェッドの内側を見ている雰囲気に似ており、奥羽本線のかつてのスイッチバック駅だった峠駅などをちょっと思い出してしまった(建物の大きさは全然違いますが)。
 
【撮影日:17.10.15./掲載日:17.12.03.】
 写真の車輛は10A系に分類されるVVVF更新車(1125F)で、額の部分にVVVFのロゴが入れられている。正面は切り妻だが、額縁部分だけが若干前に迫り出しているという変わったデザインになっている。
 10系の歴史は1973(昭48)年に試作された初代20系に始まるとされている。1979(昭54)年から量産車の導入を開始するが、当時は8輛編成で落成している。1986(昭61)年落成分からは9輛編成となり、合わせて既存編成も9輛化される。製造最終ロットは1989(平1)年で、9輛編成26本の陣容となった。1995(平7)年からは10輛編成化が始まり、増結は初期の3編成をばらして改造することで賄われ、10輛編成23本に再編される。さらに1998(平10)年からは更新工事が始まり、その途中からはVVVF化工事が開始された。最終的には1105F~1116Fの12本は当初の更新工事のみ、1117F~1126Fの10本はVVVF更新車となり、更新が行われなかった1104Fは他編成の更新工事終了後に廃車となった。VVVF更新車は"10A系"とも呼ばれているようだ。現在では車輛年齢が高くなってきたため、30000系の増備と引き換えにVVVF化されていない更新車から廃車が始められている。
 
【撮影日:17.10.15./掲載日:17.12.03.】
 21系は1991(平3)年から1998(平10)年にかけて御堂筋線用として10輛編成18本が導入された。写真の列車の編成は21617F。
 車種的には20系という大きな括りになるらしいが、使用路線などから20・21・22・23・24・25系の6種類に細かく分離して呼ばれることもあるし、車輛技術的な面などから20系と"新20系"(=21~25系)に二分する区別もあるようで、ちょっとこめんどくさい。新20系のシリーズは先頭部の額縁部分、しかも窓部分の高さに後尾灯が左右につけられているのが特徴的で珍しいし、前照灯が臍部分に設置されているのも平成の車輛にしては珍しい。
 
【撮影日:17.10.15./掲載日:17.12.03.】
 駅の北側の折り返し線で待機する、御堂筋線での最新系式である30000系(31606F)。
 30000系は2009(平21)年から谷町線で導入された車輛で、御堂筋線での導入は2011(平23)年から。訪問時現在で10輛編成で計7本(31601F~31607F)が導入されている。上項の21系と比べても、デザイン的に小顔に処理されている(実際の大きさはほとんど変わらないと思われる)。
 
【撮影日:17.10.15./掲載日:17.12.03.】
 御堂筋線に乗り入れてる北大阪急行電鉄の9000系(9003F)。この車輛はステンレス車体なのであるが、今の車輛にしては珍しく全塗装のスタイルである。銀色の車輛ばかりの現在において、こういうのは目を惹く。
 9000系は2014(平26)年から年1本ペースで量産されており、訪問時現在では10輛編成4本が在籍する。1次車となる最初の2本の編成はステンレス地に3色(マルーン・アイボリー・レッド)の帯が窓下に入るだけのシンプルなデザインであるため、先頭車を見ると銀色の広いおでこと、いかめしい顔つきが特徴だ。2次車となる3本目からは写真の車両のような塗装になり、窓周りに塗られているマルーンの箇所(帯に使われているマルーンより彩度がさらに低い)には竹林の絵が透かしのように入れられていて凝っている。運転台の造作も1次車と変わらいのだが、化粧によって随分と落ち着いた雰囲気が変わっている。8000系には「Polar Star」の愛称が付けられていたが、9000系はそれを受け継いだ形で「Polar Star II」の愛称が付けられている。
 車体色にマルーンが使われているのは、北大阪急行電鉄が阪急電鉄系の会社であることも関係しているのかもしれない。
 
 

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