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近江鉄道 多賀線
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多賀大社前 Taga-Taisha-Mae
 ●2016年10月訪問
【入手日:16.10.06./掲載日:26.04.19.】
 
【入手日:16.10.06./掲載日:26.04.19.】
 スタンプに「100周年」の文字があることから、2014(平26)年に作成されたスタンプのようである。電気機関車・ED14形がスタンプのデザインに使用されたのは、彦根-多賀大社前 間の石灰石輸送の専用機として従事していたということに因るのだろう。石灰石輸送は1986(昭61)年に終了。
【入手日:16.10.06./掲載日:26.04.19.】
 こちらのスタンプは少々年季が入っているようだが、駅名が「多賀駅」となっていることから、駅名改称の1998(平10)年4月以前から使われているのだろうか。
 デザインに使われているのは多賀大社と河内風穴(=河内の風穴(かわちのかざあな))。左下の橋の欄干は多賀大社のものだろうか。河内の風穴は、石灰岩が産する地区にありがちな鍾乳洞で、場所としては当駅から10kmほど東に行った山間部にある。風穴の入口は1m程の穴と小さいが、鍾乳洞は1500平方メートル以上と広く、関西でも有数の大きさとのこと。洞内温度は年間を通じて13度程度とのこと。
 ちなみにこの河内という地区はJIS第2水準漢字に採録された幽霊漢字とも関わりがある地でもある。この地区には「妛原(あけんばら)」という難読地名がある。1978(昭53)年当時の通商産業省が第2水準のJIS漢字を策定するときに全国の地名を調査し、その際に「妛」の文字が採録されることになった。しかしながら本当の字体は”山”と”女”で構成された漢字で、その間の"一"は実際には挟まれてはいなかった。そのため"妛"は実際に存在しない漢字=幽霊漢字になってしまった(このほかにも幽霊漢字は11文字が存在する)。ではなぜこのような誤字が採録されてしまったかというと、「妛」の場合は当時に印刷物を作成するときに”山”と”女”の文字を切り貼りしたため、切り貼りした紙の影が"一"のように印字されて勘違いが起きてしまったのではないかといわれている。後に本来の字体である”山”+”女”の字がJIS第3水準に改めて採録されることになるのだが、PCの機種やフォントによっては”山”+”女”の文字が表示できないことも多く、一部ではやむを得なく元の幽霊漢字のままか「山女原」と表記しているところもあるようだ。ちなみに「山女」というと魚の"ヤマメ"と読む語であるが、実は植物の"アケビ"とも読む語でもある(一般には「通草」のほうが知られていますが)。妛原の"あけん"という読みも、アケビが訛ったものではないかと思われる。
【入手日:16.10.06./掲載日:26.04.19.】
 これも一応駅スタンプなのだろう。鉄道関係を除くと、デザインとするモノは円と「叶」の1文字のみだ。「叶」の字の口偏がハートになっているのは、今風と言えば今風だ。
 
【撮影日:16.10.06./掲載日:26.04.19.】
 近江鉄道の他の終端駅は他の鉄道線に繋がるが、当駅は唯一の繋がらない終端駅である。
 駅名を見るとおり、当駅は多賀大社への玄関口となる駅だが、かつては当駅から2社のセメント会社(1960(昭35)~1986(昭61)年)とキリンビールへの専用線(1974(昭49)~1984(昭59)年)が伸びる貨物の取扱駅という側面も有していた。
 当駅の駅舎は2002(平14)年に観光案内所を併設した駅舎に改築されている。写真の駅舎の右側が観光案内所となっている。
 
【撮影日:16.10.06./掲載日:26.04.19.】
 改札口には通称風呂桶タイプラッチが設置されているが、当駅は2010(平22)年3月から終日無人化されており、また改札口の窓口もシャッターで閉ざされた状態になっていた。列車の増発が行われる初詣輸送でも窓口は開くことな無いようである。
 
【撮影日:16.10.06./掲載日:26.04.19.】
 写真は駅に停車中の800系。
 駅構内は2面3線の頭端式ホームとなっている。多賀大社の祭事の時に多くの客をさばくために列車増発などに対応したものと考えるが、近年の初詣輸送では30分間隔の増発に留まっており(通常の日中は1時間1往復)、1線があれば十分対応できるような状況であるため、駅舎側から遠い線路が使われることはないものと思われる。ちなみに初詣のための終夜運転は行われておらず、
 そのほかに駅の高宮側に重軌条で整備された2本の側線がある。これは2005(平17)年に貨物側線跡に線路を再整備したものだそうだが、掲載日現在に至るまでほぼ使われることがなかったようだ。使用用途が無い線路をお金かけて整備した理由はなんであったのだろうか謎である。

 ◆写真の列車情報◆ 800系 モハ804(+モハ1804) 1553着[普通]高宮→多賀大社前<折返>1627発 [普通]多賀大社前→高宮
 
【撮影日:16.10.06./掲載日:26.04.19.】
 駅舎を出て左を見ると、写真のとおりの大きな鳥居が立っていた。名前は「昭和の一の鳥居」というらしい。中央の扁額にはシンプルに「多賀大社」とだけ書かれている。
 
【撮影日:16.10.06./掲載日:26.04.19.】
 写真は多賀大社の拝殿。均整の取れた拝殿の後ろには大きな木が何本も伸びており、厳かな雰囲気がある。
 駅からのんびり歩くと10分少々かかるだろうか。私がここを訪れたのは近江鉄道訪問初日だったので、拝殿参拝では旅が無事終了することとお願いさせていただいた。
 
 

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