かつては神戸高速鉄道南北線であった新開地－湊川 間400mも、現在は移管されて神戸電鉄神戸高速線となっている。よって掲載日現在では「神戸高速線」と名乗る路線が3社に渡って存在する状況になっている。
画像のポケット時刻表を見ると、平日の朝7時台にはラッシュ輸送を終えた下り列車が17本発車している。これを単純に平均でならすと約3分30秒間隔ということになる。神鉄の編成は3輛または4輛なので、トータルのボリュームとしては他の大都市鉄道ほどではないが、頻度としては高いといえる。
ただそれでも鉄道の経営状態は年々悪化しているようで、2004(平16)年には準大手私鉄から中小私鉄に格下げされている。2012(平24)年の粟生線の志染ー粟生 間列車が日中1時間に1本まで削減したダイヤ改正は、個人的にちょっとした衝撃であった。利用者減少の原因は、道路利用や高速バスに移ったり、JR福知山線・加古川線の充実、北神急行の開通などで、神鉄自身の路線の近代化が遅れていることも無関係では無い。無責任であることは承知しながらも、趣味人としては何とか頑張ってほしいところである。
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