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西日本旅客鉄道 東海道本線
南彦根 【次の掲載駅】 安土
能登川 Notogawa
 ●2016年10月訪問時
【撮影日:16.10.09./掲載日:16.11.15.】
 
【撮影日:16.10.09./掲載日:16.11.15.】
 能登川という地名だが、現在の地図に能登川という川は存在しない。この名前については、繖山(きぬがさやま)の北側の山裾を回り込むように流れる瓜生川の古い名前という説や、石川県の能登地方の人が移り住んだという説、などがあるようだが、確定したものは無い。
 さて駅の方だが、細かいことを書くと当駅は能登川という地域に造られていない。本来の能登川は駅から京都寄りにあり、住所表記も残っている。駅が能登川の地域に造られなかったのは、当時の技術では当初予定していた地には駅を造ることができなかったという(当時、結果としては別の村内に造られたが、駅名は変更せず使用された)。そして、後の町村合併により能登川駅は能登川村~能登川町に所属するようになった。訪問時現在では平成の大合併によって東近江市となっている。
 
【撮影日:16.10.09./掲載日:16.11.15.】
 駅舎は、なんといってもこの階段昇降部を覆う扇形の建物が印象的だ。写真は西口(いわゆる琵琶湖側)のものだが、反対の東口も同様のデザインとなっている。これはかつてこの地域で多数が活躍した水車をモチーフとしたものだそうだ。
 写真の左に写る街灯にも、水車のデザインが採り入れられている。
 
【撮影日:16.10.09./掲載日:16.11.15.】
 改札口周りの様子だが、最近増えつつある駅員の姿が見えないタイプの駅だ。窓口は跡形も残っていない代わり、みどりの窓口ならぬ「みどりの券売機プラス」という表示が見える。そこで機械越しに通話ができるようになっているらしい。私はこういうスタイルの駅は、キャッシングサービスをしている無人の通話対面型ブースとさして変わらない気がしてならない。でも、これは世の中の流れなんだろうなぁ…。
 このような体裁でも能登川駅はJR西日本の直営駅という立場らしいが、このような状態で直営駅を名乗るのはいかがなものかと思う。JR西日本がどう定義しているのかというはあるが、「直営駅」という言葉を聞いて鉄道に詳しくない一般の方がどういう駅を想像するだろうか。あえて言葉にするなら、間接対応駅、ではないだろうか??
 
【撮影日:16.10.09./掲載日:16.11.15.】
 構内の配線は、2面3線にホームのない中線を加えた形。形と機能の上では隣の安土駅と同様だが、上下線の関係は逆になっている。
【撮影日:16.10.09./掲載日:16.11.15.】
 駅を出発した、3267M[新快速]長浜発 網干ゆき(13:33発)。私はこの列車で能登川駅に下車。
【撮影日:16.10.09./掲載日:16.11.15.】
 EF210-100番台牽引の長大なコンテナ列車が上り本線上を通過する。今回の訪問でも何度もコンテナ列車と出会っている。東海道本線はコンテナ列車の大動脈であることを実感させてくれる。
 
 

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