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西日本旅客鉄道 草津線
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貴生川 Kibukawa
 ●2016年10月訪問時
【購入日:16.10.07./掲載日:16.11.03.】
 
【撮影日:16.10.08./掲載日:16.11.03.】
 駅名標の写真は、左のものの他に屋根につり下げられたタイプも撮ったのだが、それは蜘蛛の巣などで汚れがひどかったので掲載を止めた(笑)。
【撮影日:16.10.07./掲載日:16.11.03.】
 駅の南口に建つ駅舎。元々は正面から見たときにシンメトリーに造られていたと思われるが、その後のバリアフリー対策でエレベータを増設したために、せっかくのとんがり屋根が小さく見えてしまっている。でもバリアフリーの方が大切だから致し方ない。駅舎には自由通路で駅の北口に繋がっている。写真の駅舎は1986(昭61)年から使用されているそうだ。
 それ以前は狭い木造の駅舎があったそうだ。国土地理院の空撮アーカイブを見てみると、かつて一番端北側にある近江鉄道のホームへ向かう際は、草津線の跨線橋を渡ったあと構内踏切を渡っていたようだ。またいわゆる北口というものは存在せず、駅の北側は現在のような住宅地も無く、ただただ田圃が広がっていたようだ。
 
【撮影日:16.10.07./掲載日:16.11.03.】
 駅舎内は、供用開始から30年が経過しているのに、まるで数年前に造られたような印象で、板張りの天井?屋根が印象的だ。それもそのはずで、2007(平19)年にリニュアールされているとのこと。その理由は、同年に開催された第27回全国豊かな海づくり大会へ天皇陛下がご臨席されたときに併せて行われた地方視察の際、滋賀県陶芸の森をご訪問されるためだという。ちなみにそのときに使用されたお召し列車(草津ー貴生川 間[往復])は281系だったという。
 あ、でも、琵琶湖があるとはいえ、海の無い滋賀県で海づくり大会? …なんか話によると「湖の部」みたいなものもあるから問題ないそうだ。ふーん。
【撮影日:16.10.08./掲載日:16.11.03.】
 全線単線の草津線。貴生川駅のJRの線路配置は、列車交換ができるよう配した2面2線と、2線の間にホームなしの中線を配した計3線配置になっている。当駅には折り返し列車の設定があり、どちらのホームからも草津方面への出発が可能なようになっている。
 貴生川駅全体で見た場合にホームの配置は左から、信楽・JR3番線(2面2線)、JR1番線(1面1線)、近江1番線・近江2番線(2面2線)となっている。また駅舎が信楽線ホーム側にあり、ホームの付番が一見判りにくくなっている。これは草津線を開業させた関西鉄道が、駅舎の位置に関係なく、一律に柘植方面の列車が発車するホームを1番線としたためである(一部の草津線の駅では、開業後の歴史的な経緯から必ずしも柘植方面側が1番線となっているわけではない)。
 JRのホームと近江鉄道のホームの間には空間がある。かつては貨物列車の授受など行っていたことが想像される。
 
【撮影日:16.10.08./掲載日:16.11.03.】
 信楽線ホームとJR3番線ホームが向かい合う島式ホームの中央に、写真のような中間改札が2基設置されている。これはICOCA等に対応していない信楽高原鐵道線と乗り換えをする際の入出場用に造られているものである。それにしてもホームの真ん中に自動改札機がぽつんと置かれ、その周囲はいくらでも素通りできるようになっている景色はちょっと奇異である。でもちゃんとカードに対応しているところは素晴らしい。
 是非、Suica非対応の鹿島臨海鉄道とラッチレスで乗り換えができるJR東日本の鹿島神宮駅と水戸駅でも、簡易リーダーでいいので、ホームに設置することを参考にしていただきたいものである。
 ちなみに訪問日現在、貴生川は大阪、京都から続くカード対応区間の末端駅で、これより柘植側はカード利用非対応駅になっている。
【撮影日:16.10.08./掲載日:16.11.03.】
 駅に到着する5359M草津ゆき(1319着/1321発)。113系の4輛編成の両端のクハは、延命工事の際に雨樋部分を張り上げ屋根構造とした車輛だった。車体色は緑一色塗り。まあ鉄道車輛で一色塗りにするのは珍しくはないが、JR西日本の方針と色の選択はセンスが無いように感じてしまう。塗装でなくても、フィルムで白線一本(不連続でも、運転台部分だけでもいい)を入れるだけでもかなり雰囲気が変わると思うのだが、JR西日本にしてみたら、それだけもコストアップになると嫌がるのだろう。
 
 

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