私が子供の頃、東急の駅名標は黒地に白文字というモノトーンだった。いつの頃だったかは解らないが、ラインカラーが入った最初のタイプの駅名標は駅名の上部にラインカラーが一本引かれたタイプにチェンジした。変遷の詳細は解らないが、現在の駅名標は駅ナンバリングなどが加わり、ラインカラーも中央よりやや下に太く入った標示になり、以前より目立つようになった。
改札口の外側は華やかといえば華やかだが、なんだかピンク色のイメージ。そもそも東急が定めている池上線のラインカラーはピンクで、表示類にピンクを多用した結果なのだろう。
駅舎については、駅のほかに東急ストアなどが入居するビル「レミィ五反田」の写真を撮ろうと試みたが、フレームの収まりがつかなく撮影は断念した。
池上線のホームは、山手線の大崎側の上空に存在する。当駅を開業させた池上電気鉄道が、将来、泉岳寺まで線路を延伸することを計画してこのような形態になったといわれる。池上電気鉄道は池上本門寺への参詣鉄道として誕生した経緯もあるので、泉岳寺延伸も参詣を目的としていたのであろうか。しかしいうまでもなくその夢は叶うことはなかった。ただその夢は東急となった1960年代まで存在していたということを最近知り、ちょっとびっくりだった。でも現在は五反田から泉岳寺へは都営浅草線の線路があり、間接的には鉄道で繋がっていることになる。
◆写真の列車情報◆ 雪が谷(検車区)1004F 1100発 027111[普通]五反田→蒲田