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西武鉄道 新宿線
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東伏見  Higashi-Fushimi
 ■84.08.10.東伏見アイスアリーナ開業記念

【購入日:84.08.--./掲載日:16.08.05.】
 屋内型アイスアリーナの開業を記念して発売された記念乗車券。アイスホッケーやアイススケートとなるとウインタースポーツのイメージがあるので、開設するのはそのちょっと前の晩秋の頃のような気分になるが、開業したのは意外にも夏休みの中頃である。これはおそらく、アイスホッケーのリーグ戦が例年9月頃からスタートするので、リーグ開始前にホームチームに慣れさせるための期間が必要だったためとも考えられる。でも夏にスケートとは、涼むには持って来い、かもしれない。
 掲載日現在のアリーナは、ネーミングライツにより2006年からダイドードリンコアリーナと称している。
 
 エンベロープの大きさは、横:196mm×縦90mm。価格はおそらく切符額面合計の300円。切符は東伏見駅に関連が強いものだが、切符の発売は私が購入した田無駅となっている(番号:0197)。

 上段の画像にポインタを合わせると、エンベロープを開いたときの画像になります。
 エンベロープを開くと、青と緑の線の上に以下のような説明文が書かれている。『高田馬場駅から西武新宿線で17分、東伏見駅前に、アイスホッケー専用リンク誕生。国際クラスの60m×30mの本格リンク。白亜の殿堂は、アイスホッケーの試合はもちろん、一般滑走をはじめシーズンオフには各種スポーツイベントも行われます。(角丸長方形)の形は、アイスホッケーリンクを、(円形)の形は、アイスホッケーのパック(原寸大・75mm)を表したものです。』
 裏面には西武線の地図と、東伏見駅の位置が示されている。図の下には『●東伏見アイスアリーナににご来場のお客様は、準急電車をご利用いただくと便利です。』と注釈が入っている。この西武線の地図だが、いろいろ妙なところがある。西武有楽町線は開業前だったので地図に無いのは当然だが、地図左方にある狭山湖・多摩湖の脇に山口線が描かれていない。この記念乗車券を発売された時、山口線は762mm軌のおとぎ列車は既に無く、新交通システムの建設工事のために運休していた時期であった。池袋線側については、池袋と支線の狭山線側の西武球場前の線区が一本の太線となっており、飯能側が支線のような扱いになっている。また、多摩川線が描かれていないのだが、こちらは図郭外という扱いなのか、冷遇されている…。
 ちなみに現在は廃止されているが、当時の東伏見駅からは多摩川線の起点の武蔵境駅まで西武バスがたった4往復だけ運転されていた。 

【購入日:84.08.--./掲載日:16.08.05.】
 上項の説明にもあるように、横:110mm×縦:75mm
、角を丸くしアイスのリンクを模した形の切符。表面のアリーナの絵は屋外解放のように描かれているが、これはあくまでも内部のイメージを見せるためで、実際はエンベロープの絵のように完全屋内型となっている。
 この時代、公になったどうか解らないが、東伏見に西武のアイスホッケーチームのホームリンクを造ったのを機に、所沢にあった西武ライオンズ球場も当地に移設しようという噂があった。当時の西武ライオンズ球場は、電車一本で移動できるとはいえ、都心からは距離があり、特に平日の誘客に問題を抱えていたようだ。東伏見駅の南側には早稲田大学の多くの運動系施設が(掲載日現在も)集結しており、もしかしたらこの土地を買い上げて建設しようと目論んでいたのかもしれない。
 
【購入日:84.08.--./掲載日:16.08.05.】
 直径:75mmの円形の乗車券。円形の切符は無いとは言わないが、結構珍しい形と思われる。
 アイスホッケーをしているシロクマの絵は、当時の西武鉄道アイスホッケー部のペットマーク。西武鉄道アイスホッケー部は2003(平15)年に分割前の元のチームのコクドと合併し、プロ野球の西武ライオンズと同じレオマークをペットマークとして使用を開始し、シロクママークは消えてしまう。チームはその後2006(平18)年に新組織のSEIBUプリンスラビッツとなり、ペットマークは名前と同じウサギに変更される。デザインは異なるが、ウサギは西武鉄道との合併前のコクド(旧・国土計画)のペットマークでもあった。しかし2009(平21)年にチームは廃部となってしまった。
 しかしアリーナの方はアイスホッケーの女子チーム、SEIBUプリンセスラビッツ および QUEEN BEARSの2チームの本拠地となっていた。ただ2014/15年シーズンを最後にQUEEN BEARSはリーグから退会、掲載日現在はSEIBUプリンセスらビッツのホームアリーナとしての立場を維持し続けている。
 
 

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