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東日本旅客鉄道 成田線
香取 【次の掲載駅】 小見川  
水 郷 Suigō
 
【撮影日:17.09.08./掲載日:18.12.16.】
 この「水郷」という名前の駅だが、以前から抽象的な名前だなと思っていた。地図とかを見ても地名としてその名前があるわけでもない。Wikipediaによれば、駅位置が当時の豊浦村と大倉村の境付近に設定されたことから、両村が協議の上名前を決めたということらしい。そういうことならこのような名前になってしまうのも判らないでもない。国土地理院の空撮アーカイブで戦後の当駅付近の様子を見ると、このあたりは昔から利根川の川原と山裾の境目付近に沿って人家が建ち並んでいるのが判るが、当地付近から小見川方面に向かって人家が占める面積が増えているように見える。このようなことから、村境であるにもかかわらずこの場が駅位置として選ばれたのかもしれない。駅としては佐原-笹川 間が延伸開業した1931(昭6)年11月に同時に開業している。
 駅の存在としては地味な歴史を歩んでいるような感じだが、かつて上野と当駅を我孫子支線経由で結ぶ釣り客用の臨時列車が設定されたことがあったという。当地周辺はヘラブナ釣りの地として知られているそうだ。
 当駅の駅名標に入るイラストは「あやめ」。

 ◆写真の列車情報◆ 209系2100番台 千マリC417[4輛編成:写真先頭はクハ209-2141] 1523発 2453M[普通]成田→銚子
 
【撮影日:17.09.08./掲載日:18.12.16.】
 駅舎は線路の北側に建てられている。その立地は通りから入っていった場所にあり、駅前の路地は細い。初めは駅前で撮影を試みたが、駅舎全体を画角に入れようとすると駅舎の向かいの家が視野に入ってしまい無理であった。そこで写真ような空き地を通しての撮影となったが、それでも駅舎の左側まで収めることは難しかった。駅舎全景の撮影難易度は高めだ。
 それはともかく駅舎の外観だが、ヨーロッパの木造の民家っぽく木材の濃い茶色とと白い壁のコントラストがはっきりしている。駅舎は駅としての機能だけでなく、コミュニティー会館と店が入居している。駅舎の落成は1993(平5)年。
 
【撮影日:17.09.08./掲載日:18.12.16.】
 駅舎内から出入口方向を見る。…特に変わったところはない。
 
【撮影日:17.09.08./掲載日:18.12.16.】
 写真は跨線橋上から松岸・銚子方向を見る。
 構内は、ホーム1面2線に駅舎側に側線1本が入る。この側線は佐倉側にも松岸側にも繋がっている。側線の途中には屋根がかけられている部分があり、保線用として使われているようだ。
 
【撮影日:17.09.08./掲載日:18.12.16.】
 こちらは跨線橋上から佐原・佐倉方面を見る。上の写真と合わせてみて判ることは、当駅のホームは待合室と跨線橋の下以外に雨を避けられる場所が無いということである。
 
【撮影日:17.09.08./掲載日:18.12.16.】
 駅舎の松岸・銚子側に貨物ホーム?の跡が残されている。そのホーム跡の上に背の高い通信アンテナが立つ。
 
【撮影日:17.09.08./掲載日:18.12.16.】
 駅を出発した上り列車。
 
 ◆写真の列車情報◆ 209系2100番台 千マリC622[6輛編成:写真先頭はクハ209-2122] 1443発 452M[普通]銚子→千葉
   
 

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