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JR東日本 常磐線
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大 甕 Ōmika
 
【購入日:16.01.23./掲載日:16.03.12.】
 
 
 
【撮影日:16.01.23./掲載日:16.03.12.】
 「甕」という漢字は、水や酒を溜めておくのに使う大きな瓶(かめ)を意味している。そうすると“大甕”は超巨大な瓶という意味になるのだろうか。この“大甕”という地名は、同じ常磐線の磐城太田駅の東側にも存在する(福島県南相馬市)。そちらとは地域的な繋がりはないようだが、どちらも神社に酒を奉納したことに関連する地名と伝えられている。
 常磐線の大甕付近は当初、今よりも海側のルートを計画していたそうだ。しかし当時の久慈村の漁民を中心とした反対運動に遭ったために、予定より内陸の現在地に線路が敷設されたそうである。その結果、久慈村最寄りの駅の名前は“久慈駅”とはならなず、当地の字(あざ)名から命名されたという話になったとか、ならなかったとか。
 現在の当地の住所だが、「日立市大みか町」が正式で、「甕」の漢字が使われていない。
 
 
【撮影日:16.01.23./掲載日:16.03.12.】
 大甕駅の駅舎。駅舎前の場所は以外に狭隘で、写真で駅舎の全容をうまく収めるのが難しかった。撮影ポイントの背後は、ビル1階分の段差になっており、後ろに下がることができない。駅舎の前にはさび止めの色を塗られたオブジェのような街灯があるが、これは何を表現したものなのだろうか。
 この駅舎は撮影日の翌月には使用停止となり、その後解体され、2019(平31)年春ごろに新しい駅舎に生まれ変わることになっている。
 
 
【撮影日:16.01.23./掲載日:16.03.12.】
 駅舎内の様子。内部は白が基調となっており、広々としている。自動改札の通路が6通路もある。待合室というものは無いが、撮影した場所にはベンチがいくつか置かれていた。
 
 
【撮影日:16.01.23./掲載日:16.03.12.】
 改札口から通路側を見る。改札の目の前の1番ホームは、水戸、上野方面になる。
 写真左に「気になるイバラキ」の観光キャンペーン(2016年1~3月)の幟が見える。
 
 
【撮影日:16.01.23./掲載日:16.03.12.】
 駅舎の南隣には、建て替えの期間の約3年間、仮の駅舎となる建物が建設中だった。
 
 
【撮影日:16.01.23./掲載日:16.03.12.】
 建設中の仮駅舎を1番線ホーム側から見る。写真では判らないが、この写真のすぐ右手に跨線橋の階段がある。この配置だと、改札側から来る客と跨線橋を降りてきた客が、曲がるときに出会い頭にぶつかるというシチュエーションが発生しないか気になるところである。
 
 
【撮影日:16.01.23./掲載日:16.03.12.】
 下りホームの奥側の水戸寄りの部分では造成工事が行われていた。この工事箇所は、2005(平17)年に廃止になった日立電鉄の線路があった。日立電鉄線はこの先で常磐線をオーバークロスして海側の久慈浜に行き、その後常磐線とアンダークロスして山側の常北太田方面へと進んでいた。
 実際にあった路盤は写真の地面よりはもっと低い位置にあったので、大がかりに土が入れられたということになる。今後この場所はどのような土地になるのだろうか。
 
 
【撮影日:16.01.23./掲載日:16.03.12.】
 停車中のひたち9号。かつては上下線の線路の間に中線が敷かれていた。
 
 
【撮影日:16.01.23./掲載日:16.03.12.】
 16年3月のダイヤ改正で定期運用が消滅することが決まった415系1500番台。写真の編成はK538(土浦側の先頭車はクハ411-1628)。足回りは少々錆色が目立つが、車体は比較的綺麗だった。ちなみにこの一本前を走っていた同系のK529のクハ411-1608は、運転台上部の黒い部分がすっかり白化していた。
 
 
 

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