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JR東日本 青梅線
沢井 【次の掲載駅】 東川井(信)
御 嶽 Mitake
 ●2016年5月訪問時
【購入日:16.05.02./掲載日:17.03.09.】
 御嶽駅の不思議は、字をあえて"岳"ではなく異体字の「嶽」を使っていることである。自治体があえて旧字体・異体字で残した場合であっても、戦後に新字体が施行されると同時に、国鉄の駅名も新字体に移行されている。(例:四條畷市-四条畷駅[註:駅は大東市内にある。ただ大東市には旧・四条町という自治体が四条畷駅がある所とは別の場所で管轄していた地域が含まれる。]、五條市-五条駅など)
 しかし当地の住所表記は「御岳」と新字体に移行されたのにかかわらず(新字体施行時の自治体名は三田村)、駅名は異体字で残ったのである。現在も異体字を正式としている御岳山の武蔵御嶽神社の名前をリスペクトして残したということも考えられるが、異例である。
 
【撮影日:16.05.02./掲載日:17.03.09.】
 ここの駅名標は沢井駅と同様、枠が緑色に塗られていない。そればかりか、沢井駅では緑で描かれていた矢印が、ここでは黒になっている。
 それにしても隣の駅が「SAWAI」と「KAWAI」で、ローマ字書きが頭文字以外は同じ綴りだ。中学生の時に学校の遠足で川井駅まで行ったことがあるのだが、沢井と川井を間違えて下車しないようにと事前に注意されたことを覚えている。営業上似た名前の駅が近接しているから駅名を改称しよう、って話が過去に出たことはなかったのだろうかが気になる。
  
【撮影日:16.05.02./掲載日:17.03.09.】
 御嶽駅は平地がほとんど無い狭隘な場所に造られている。
 社殿造りの駅舎は、目の前に面する青梅街道からは一段高い場所に造られている。ホームは駅舎の後ろ側にあるが、さらに高い場所に設けられており、駅舎の屋根の向こうにホームの上屋が見えるのが判る。
 駅舎の前は丁字路となっており、青梅街道から多摩川に架かる御岳橋を渡る道が分かれている。当駅から御岳山へ向かうバスはこの橋を渡ってゆく。
 駅の東側(この写真の右側)方向にセブンイレブンがあるのだが、その隣接地に御嶽駅のバス停がある。折り返し出来るようにはなっているもの、その場所も狭隘だ。
  
【撮影日:16.05.02./掲載日:17.03.09.】
 ローアングルからの駅舎。上の写真を撮っているとき、駅舎の正面全体を撮るにはいいのだが、なんだかすっきりした写真が撮れていない感じがした。そこでなんとか存在感があるように駅舎を撮ってみたかったのだが…。完全に技量不足。

 
【撮影日:16.05.02./掲載日:17.03.09.】
 駅舎内の様子。改札口にはSuicaの簡易リーダーが入場側に1台、出場側に2台置かれている。
 駅員はいるようなのだが、ラッチ側があいているのに券売機側をシャッターで閉じていた。当駅にはスタンプがあったはずだが、駅員に尋ねると置いていないとのこと。
 有人駅なのにおかしいなと思ったのだが、帰宅後に御嶽駅のことを調べたら、訪問時の二ヶ月前から無人駅化に踏み切ったことが判った。それなら片面のシャッターが閉じていたこと、スタンプの設置をしていないことにも合点がいく。駅員がいたのも、観光シーズンに対応した臨時の配置だったのだ。でもやはり無人化は寂しいものだ。
  
【撮影日:16.05.02./掲載日:17.03.09.】
 写真の左の列車は12:49発 1210[普通]青梅ゆき青466編成、右は12:48発 1203[普通]奥多摩ゆき青465編成。
 青梅以西では訪問約2ヶ月前のダイヤ改正で日中は30分間隔から45分間隔に減便されてしまった(休日はダイヤ改正後も日中30分間隔を維持)。その45分間隔で運転される時間帯は上下の列車は御嶽で交換をするようにダイヤが組まれている。
  
 

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