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JR東日本 青梅線
御嶽 【次の掲載駅】 川井
東川井(信号場) Higashi-Kawai SS
 ●2016年5月訪問時
【撮影日:16.05.02./掲載日:17.03.13.】
 その名の通り、川井駅の東側にあった信号場。川井駅から徒歩でのアクセスも容易だ。
 東川井信号場は、1967(昭42)年10月に開設、2001(平13)年3月に廃止となっている。かつて青梅線で行われていた石灰石輸送の増強のために設けられた信号場であるが、その石灰石輸送も1998(平10)年に終了し、その約半年後に拝島以西のJR貨物の営業を廃止している。となると、貨物輸送が無くなってから2年ほどは信号場としての機能を有していたことになるが…その間は旅客列車同士の交換でも行われたことがあったのだろうか? 列車交換なら御嶽でも古里でも可能である。
 それにしても廃止になってから訪問時点で15年が経過しているわけだが、こうして信号場の建屋が残っていて、しかも建屋中央の扉上部には「東川井信号場」の標示がしっかりと残っている。建屋右側の壁面に貼られた白い四角には「お願い 当駅には駅員がいませんので、火気の取扱いには十分ご注意してください」と表示されていた。
 
【撮影日:16.05.02./掲載日:17.03.13.】
 駅舎を画面の右側に残しながら、構内の全体の様子を撮ってみる(奥が青梅側)。線路の剥がされた空き地や架線中が複線幅のまま残されていたり、閉塞信号が見えたりするところは、往時の雰囲気を感じさせてくれる。
 訪問時、私が撮影をしている線路の北側にはフェンスが貼られており、容易に立ち入れないようになっていた(容易に入れそうでも、立ち入ってはいけません)。もちろんこのページの写真はフェンスの隙間とかから撮影しており、掲載に当たってはフェンスとかをトリミングしている。
 
【撮影日:16.05.02./掲載日:17.03.13.】
 信号場の青梅寄りには、神社だろうか、線路に背を向けて建てられてる。
  
【撮影日:16.05.02./掲載日:17.03.13.】
 電車は1411[普通]奥多摩ゆき青466編成。建屋と電車を両方うまく入れて写真に収めたかったが、結果はご覧の通り、いまいち(笑)。
  
【撮影日:16.05.02./掲載日:17.03.13.】
 信号場の土地は平坦であるが、もともとこの土地が平坦であったかといえばそうではないようだ。信号場構内はほとんどの場所が盛り土によって平たくなっており、信号場に沿って立ち並ぶ家々は元信号場の構内の下をくぐらなければ外部とのアクセスが出来ない状態だ。その盛り土の擁壁で「(改)1967-10」のプレートを見つけた。この年月は、東川井信号場が開設された時と同じ年月である。頭に「改」の文字が付されているということは、信号場開設以前の単線時代の盛り土に盛り土で拡幅したということなのかもしれない。
 
 

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