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東日本旅客鉄道 花輪線
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十和田南 Towada-Minami
 
【撮影日:94.09.15./掲載日:16.06.27.】
 その駅の名が示す様にかつては十和田湖への南の玄関口として活況を呈していたという当駅。元々は地元の地名の「毛馬内」という名前の駅だった。鉄道の駅名では方角を示す文字が入る場合に頭に付けることが多いが、当駅は改名の際に後ろに「南」を入れているところが面白い。
 「十和田南」は、駅名では"とわだみなみ"と読むが、これがかつてあったJR路線バスの「十和田南線」は"とわだなんせん"と読んだ。
 その十和田南線だが、1970年代は(一部 陸中花輪駅[現:鹿角花輪]から)十和田南駅-十和田湖 間に国鉄バスと秋北バスが合わせて十数往復(夏期)も運転され、大湯温泉までのバスも多数運転されていた。しかしこの写真を撮影した頃は、十和田南駅-十和田湖 間バスは4本程度(夏期)に減り、途中の大湯温泉へバスも8本程度となっている。その後JRバスは撤退して十和田タクシーが大湯温泉付近までの路線を引き継いだが、時刻表にも掲載されなくなってしまった。十和田南駅を経由しない鹿角花輪駅-大湯温泉 間の秋北バスは掲載日現在も時刻表に掲載、5往復の運転となっている。
 駅舎は掲載日現在で撮影から20年以上経過しているが、様子は大幅に変化していないようだ。