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土佐くろしお鉄道 中村線
川奥(信) 【次の掲載駅】 土佐白浜  
土佐佐賀 Tosa-Saga
 ●2002年10月 訪問時
【購入日:02.10.04./掲載日:17.01.16.】
 番号:3322
 カラー印刷の入場券には、カツオのイラストが入れられていた。
 
【撮影日:02.10.04./掲載日:17.01.16.】
 駅名標の「カツオ一本釣り日本一の町」との文字が入り、上部には象徴するようにカツオの看板が取り付けられていた。
 
【撮影日:02.10.04./掲載日:17.01.16.】
 当駅は1963(昭38)年の開業で、中村まで延伸された1970(昭45)年までは終端駅だった。駅舎のスタイルは1960~70年代に建てられた駅の多くで見られる見られる平屋の横長で意匠性が無いスタイルである。特徴が無いことが逆に時代の雰囲気を感じさせてくれるというのも面白い。
 
【撮影日:02.10.04./掲載日:17.01.16.】
 跨線橋の上から、駅に向かってくる532D[普通]中村発 窪川ゆきを狙ってみた。車輛はトップナンバーの8001で、トンボの愛称が付いている。
 
【撮影日:02.10.04./掲載日:17.01.16.】
 駅で交換する333D(右)と532D(左)。奇しくも8000形の最終ロットとトップナンバーの並びとなった。私が乗ってきた333Dはここで32分もの停車をする。しかし待っている間にやってくるのは、写真の対向列車の532Dの1本のみである。
 中村線全線43.0kmのうち途中で上下列車が交換できる途中駅が3駅ある。土佐佐賀の次に列車交換ができる川奥信号所、浮鞭は12km以上も離れている。ただ中村線全体で見ると10kmあまりごとに交換駅があるので、(カーブや勾配という速度を制限するものが介在しているとはいえ)ネットダイヤを組めそうな感じである。
 中村線では宿毛線が開業したときに路線のスピードアップを同時に行ったのだが、特急重視のダイヤとはいえ、こんな調子で長時間停車してはその効果と意味に疑問を感じてしまう。駅に並行して(写真左に見える)国道56号線が通っているが、整備が行き届いた道路上を車が猛然と過ぎるのを黙ってみていると、中村線が地元の足として定着しているとは言い難い雰囲気である。それを裏付けるように、乗客はわたしを含めてたった5人だけだった。運転士は長い停車時間を利用して仮眠を取っていた。
 532Dはわずかな停車時間で土佐佐賀を発車していった。333Dのほうは、532D発車のあと、まだ12分間の停車時間を残していた。
 ちなみに32分という停車時間は土佐佐賀→中村 間の所要時間と同じである。列車繰りの都合とはいえ、ちょっといただけないダイヤである。
 
 

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