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土佐くろしお鉄道 中村線
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窪 川 Kubokawa
 ●2002年10月 訪問時
【購入日:02.10.04./掲載日:17.01.09.】
 番号:2234
 稲穂をあしらったカラー印刷の硬券入場券。このような指向は鉄道ファンだけなく、一般の旅行者の記念にも良さそうだ。
 イラストには「仁井田米」の文字が添えられている。仁井田米は高知県のブランド米のひとつで、四万十町の旧・窪川地区で生産されているものを指しているとのこと。清流・四万十川の水と山間地の寒暖差が生んだお米であるというのがウリだそうで、お米のソムリエたちからも高い評価を受けているそうだ。
 
【撮影日:02.10.04./掲載日:17.01.09.】
 高知県下を西へと進んできた土讃線はここで終わり、これより西は中村線と予土線の2つの路線が伸びている。中村線と予土線は川奥信号所で別れるため、戸籍上、窪川ー川奥信号所は先に開通した中村線となっている。その中村線は第3セクター土佐くろしお鉄道に転換されたため、土讃線と予土線を続けて乗車するにしても、JRの路線は一旦途切れることになる。従ってJRの路線を乗り続ける乗客にしてみれば、否が応でも土佐くろしお鉄道の料金を払うことになる。利用者には解りにくく、傍迷惑な構造である。
 
【撮影日:02.10.04./掲載日:17.01.09.】
 土佐くろしお鉄道の窪川駅はJRの駅舎に並んで建っており、作りは立派である。第3セクターを設立した当時の意気込みを感じる。
 訪問時には駅舎に駅員が4人詰めていた。
 
【撮影日:02.10.04./掲載日:17.01.09.】
 遠足の小学生を乗せてTKT8000形(TKT8021)が入線してきた。この車輛が折り返しの、これから私が乗り込むの15:03発の333D[普通]宿毛ゆきになった。
 
【撮影日:02.10.04./掲載日:17.01.09.】
 TKT8000形は、1988(昭63)年の転換時に5輛、宿毛線開業の1997(平9)年に2輛、1999(平11)年に1輛が製造された(計8輛)。製造年によって仕様が異なり、1997年製車は初期車より機関の出力がアップされており、1999年製車は側面中央部の窓が大型化され、お座敷仕様にも対応させるために全席ロングシートとなっている。また車輛の一輛一輛には愛称がついているのも特徴。
 写真の車輛は最終増備車の1輛、TKT8021である。愛称は“ヤイロチョウ”で、ヘッドマークだけでなく、側面にも美しい羽色の鳥が掲出されている。ただ絵には英語で「Pitta brachyura」としか書かれておらず、この鳥を知らない者には何の鳥か解らないことになってしまう。斯く書いている私もその一人だった。
 
 

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