HOME四国阿佐海岸鉄道 阿佐東線

阿佐海岸鉄道 阿佐東線
海部 【次の掲載駅】   ||
甲 浦 Kannoura
  
【撮影日:02.10.03./掲載日:19.06.29.】
 「甲浦」の町の歴史は長い。リアス式海岸の湾が形成されており、古くから土佐から阿波を経由して大阪へ向かう廻船の中継港として栄え、参勤交代でも使用されてたという。明治以降は捕鯨基地として、現在でも沖合漁業の基地や地方港湾としての役割を持っている。かつては関西(神戸港、後に大阪南港)や土佐清水(あしずり港)を結ぶカーフェリーが就航していたことがあったが、掲載日現在は寄港する定期旅客船が存在しない。
 当駅は現在、安芸郡東洋町にあるが、東洋町は1959(昭34)年に甲浦町と野根町が合併して成立した。その後1985(昭60)年まで、2年おきに2つの旧町役場と本庁舎として使用していたそうだが、現在は甲浦地区と野根地区の間にある生見地区に役場を構えている。
 
【撮影日:02.10.03./掲載日:19.06.29.】
 高架線にあるホームを降りてきたところにある駅舎。当駅は簡易委託駅となっている。赤い屋根と時計が設置され、こぢんまりとした雰囲気が可愛らしい。
 
【撮影日:02.10.03./掲載日:19.06.29.】
 ホーム上から線路の末端部を見る。これがもし計画された通りに室戸を抜けて後免、高知まで繋がる線路ができあがっていたら、ここの景色はどのようなものになっていただろうか。
 掲載日現在ではDMV(Dual Mode Viecle)走行ための工事が計画されており、もし実施されるようなことになればここの景色にも変化が起きることになる。
 
【撮影日:02.10.03./掲載日:19.06.29.】
 1面1線の高架線の駅に停車するASA100形。運転台周りは、Rがついた側面まで白で塗られていることもあって、顔が大きく感じる。
 この車はこの後、宍喰まで回送がてらチョン行運転となる。阿佐海岸鉄道は駅数が3駅しかないが、その全ての駅で始発終着列車が存在する。これは唯一の中間駅である宍喰に車庫があることが大きな要因でもある。甲浦に車庫を造っても良さそうな気がしないでもないが、車庫用地を確保することを考えるならば宍喰のほうが低く抑えられることが地形的な面からも判る。でもJR線として開通していたなら、そもそも車庫さえ必要なかったのだが…。

 ◆写真の列車情報◆ ASA-101(1輛編成) 949着 5529D[普通]海部→甲浦<折返>954発 614D[普通]甲浦→宍喰
 
【撮影日:02.10.03./掲載日:19.06.29.】
 当駅から室戸岬を回って土佐くろしお鉄道の奈半利駅まで、高知東部交通のバスに乗ろうとしたら、駅前で待っていたのは写真のグレーのワンボックスカー。開いていた側面のスライドドアには、「無料送迎バス 甲浦駅←→河内農協臨時停留所」と紙に印刷されたものがガムテープで直に貼ってあった。
 これは何かというと、ちょうど訪れたときは国道55号から駅に入ってくる途中の道で工事が行われており、工事区間で大型車乗り入れが禁止になっていたため、バスが入って来られる隣のバス停まで送迎をするために用意された車であった。車は一般車なので、当然白バス営業をすれば違法になってしまうので、取扱は無料ということになっていた。このとき、バスの乗り継ぎのためにこの車を利用したのは、私以外にはお遍路さんがお二方がいた。
 
【撮影日:02.10.03./掲載日:19.06.29.】
 こちらが本来、甲浦駅に入ってくるはずだった高知東部交通のバス。送迎バス到着後、ほどなくして到着した。ちなみにこの場所は、車に書かれていた"河内農協"などという名前ではなく、単に「河内」という名前の普通のバス停であった。この「河内」バス停の前には、(掲載日現在の名前で)「JA土佐あき 東洋支所 営農経済課」の建物がある。私はこのバスで、まずは室戸岬に向かった。
 実質このバスが、工事も行われずに凍結された阿佐線区間の代替バスということになるが、私が利用したとき(室戸岬で途中下車あり)には野根(阿佐東線で甲浦の次の駅になる予定だった地)や室戸岬以外、室戸市街に入るまでは乗降が無く、バスは海岸沿いの国道55号を淡々と走っていた。
 JR牟岐線でいうと、阿南以北と以南で利用実態に格段の差があり、以南の区間は利用者が僅かで経営も厳しい。仮に阿佐線を全線開通させていても、特に牟岐-室戸 間は人口も少ない越境路線区間になるので、実績の上がる経営ができていたかは謎である。
 
 

▲このページのTOPへ戻る