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九州旅客鉄道 日豊本線
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宗太郎 Sōtarō
 2014.05.訪問時
【撮影日:14.05.07./掲載日:15.04.14.】
 大分県内の日豊本線最南端の駅である宗太郎駅は一部では秘境駅として知られている。あまりに周囲に何もないからということなのだろうか、駅名標のイラストは無しである。
【撮影日:14.05.07./掲載日:15.04.14.】
 駅舎は跡形も無くなっていたが、なぜか改札口のラッチは残されていた。そこに切符の回収箱があり、下に運賃表が掲げられている。が、運賃表の位置が低くて見づらい。回収箱の上には石がのっかっているが、この石には猫?の絵が描かれていて、「切符を拝見ハイ!」と言葉が添えられている。
 宗太郎駅の年間の乗降者数は50人前後とのことで、つまり週に一人くらいしか乗降客がいないということになる。
 
【撮影日:14.05.07./掲載日:15.04.14.】
 駅の時刻表は、下りホーム脇にあるトイレの壁に掲げられている。ちなみに私が今回の宗太郎駅での写真の撮影は、下り18:09発の列車が当駅で特急列車との交換のために10分間停車すること(17:59着)の合間を利用してのことであった。
 写真にポインタを合わせると、時刻表を拡大表示します。
 列車は一日に3往復しか停車しておらず、駅の利便性という点からだと限界を超えてしまっている。それでもこの駅が残されているのは、特急列車の行き違いなどのためであろう。ちなみにかつてはこの区間の普通列車が2往復まで削減されていた時代もあった。
 
【撮影日:14.05.07./掲載日:15.04.14.】
 跨線橋の上から構内の様子を見る。写真奥が佐伯側になる。
 線路に左側の上りホームの階段を下りたあたりがコンクリート敷きになっており、建物の基礎を壊したような跡が見える。かつてここに、跡の大きさの駅舎が建っていたのだろうと容易に想像がつく。利用客が少ない駅の駅舎は無くなったが、電話ボックスが残されているのはなぜだろうか。駅の時刻表にQRコードがあったので、携帯電話の電波は届くところであるとは思うのだが…。
 右に停車中のキハ200系220番台の屋根の色をよく見ると、おそらく濃いグレーだったと思われる下地に赤く塗られたものだということが判る。ただでさえ透けやすい色である赤だが、下地の色がむらになって見えている。コスト削減で作られている220番台なんだから、なんかわざわざ塗らなくてもよさそうなものだが、と思ってしまう。
 
【撮影日:14.05.07./掲載日:15.04.14.】
 下りホームの待合室には、誰が置いたものやら、猫?の絵が描かれた石などが置かれている。それぞれには台詞が書かれており、ちょっと和ませるものがある。
 ちなみに待合室の脇には、謎の小さな池がある。何のために?
 
【撮影日:14.05.07./掲載日:15.04.14.】
 下りホームから上りホームを見る。上りの列車は、一部嵩上げされた場所に停車するのだが、出入り口は写真のずっと左側。乗降客がわずかとはいえ、停車位置をもっと出入りする側に近づけても良さそうなものだが、線路はこの先カーブしているので、列車の安全確認や場内信号の位置とかの関係でこの場所になっているのであろう。
 
【撮影日:14.05.07./掲載日:15.04.14.】
 上り線を783系ハイパーサルーンのにちりんが通過していく。この写真の奥先に、大分と宮崎の県境が存在する。
 
  

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