住宅地の中にある駅だからだろうか、駅名標には時に絵が入れられていない。
1987(昭62)年に開業した同駅だが、写真のような駅舎ができたのは1994(平6)年とのこと。それまではこの地域は交通の空白地だったようだ(バスがなかったわけではないようだが)。駅舎はホーム高さに合わせられて作られているので、床下部分に大きく空間が空けられた状態になっている。
大分市内、しかも大分の隣駅ということもあり、駅の乗降者数は増加傾向にあるようだ。
改札口周りは、テント時張りの屋根が駅舎の周りにかけられていた。ただ大分寄りには普通に見られるタイプのホームの屋根が建てられている。簡易な造りの割りに雑然とした感じは、遊園地の各乗り物の出入口のような感じがしないでもない。
棒線ホームの目の前は、大分車両センターがある。私がやってきたときには国鉄色の485系が2編成停車していた。うち写真中央の1編成(Do32編成)は清掃中だった。訪問時はGW後の一段落した時期だったので、私は臨時列車で走り回ってお疲れ様の清掃かと思っていた。ところが翌日、中津駅で走行しているところを遠目から目撃することに。出陣のための準備だったようだ。
写真の左端にちょっとだけ見える485系・Do2編成だが、撮影時点でかなり塗色の色褪せが進んでいた。Do2編成はこの撮影の半年後に廃車となってしまった。