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東海旅客鉄道 飯田線
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小和田 Kowada
 ●2013.10.訪問時
【撮影日:13.10.05./掲載日:16.07.04.】
 (掲載日現在の)皇太子ご成婚の時、現皇太子妃の旧姓が小和田(おわだ)であったことから、読み方が異なるが同じ漢字であったためににわかに当駅が注目を浴びることになった。写真左に立つ「恋成就駅 小和田(こわだ)」の杭であるが、おそらくご成婚、ご結婚が行われた1993(平5)年頃に立てられたものではないかと思われる。駅名標にも書かれているとおり、小和田駅は浜松市天竜区という政令指定都市の区内にある(2005(平17)年まで水窪町)。
 
【撮影日:13.10.05./掲載日:16.07.04.】
 小和田駅は1936(昭11)年の年末に三信鉄道の北線側の終点として開業する。その約8ヶ月後のに南線の終点・大嵐駅との間が開業して豊橋-辰野 間が私鉄4社によって結ばれることになるが、その間は天竜川を船を使って結んでいたそうだ。
 ご成婚で賑わった頃に造られたであろう、駅の外にある東屋は手が入っているのかいないのか判らない様な状態になっていた。またその頃には駅前に飲料の自動販売機が設置されていたそうだが、訪問時にはそれもなかった。
 
【撮影日:13.10.05./掲載日:16.07.04.】
 写真右に窓口があり、部屋全体は待合室になっている。写真右上になにやら色分けされた掲示物があるが、これは「駅周辺案内」という周辺地図と観光案内になっている。地図といっても手作りで、地図も行けるところが限られており、観光案内も「春:蕨 ふき やまめ/夏:鯉 キャンプ/秋:紅葉 ハイキング」となんとも自然たっぷりで抽象的である。駅舎内には水窪町(合併前の自治体)の企画の結婚式に応募したカップルの結婚写真も掲げられていたが、経年劣化でぼろぼろになっており、見るにはかわいそうな状態になっていた。
 
【撮影日:13.10.05./掲載日:16.07.04.】
 駅舎のホーム側軒下にあった年代物?の駅名標。
【撮影日:13.10.05./掲載日:16.07.04.】
 元は交換駅であったが、2008(平20)年に交換駅としての機能を停止したそうだ。私が訪問したのはそれから5年以上が経っていることになるが、構内の北側にショベルカーが置かれているということは、私の訪問の直前の頃になって、やっと使用を停止した線路を剥がしたということなのだろうか。
 
【撮影日:13.10.05./掲載日:16.07.04.】
 「恋成就駅 小和田」の表示の他にも、ホームには三県境界駅の表示もある。とはいっても三県境界の三重点が駅構内にあるわけではなく、実際は駅より北側の天竜川の流れの中にある。
 
【撮影日:13.10.05./掲載日:16.07.04.】
 駅北側のトンネルを抜けて駅に接近する豊橋ゆき。1日の乗車人員数が一桁しかない当駅であるが、ホームには列車の接近を知らせる表示器が設置されている。
 訪問した時は、9月中旬に台風の影響で平岡-天竜峡 間が運休・バス代行、[特急 伊那路]は全区間運休となっていた(13.10.10.復旧)。

 ◆写真の列車情報◆ 海カキ 213系5000番台 H1編成 クモハ213-5001(+クハ212-5001) 848発 528M[普通]平岡→豊橋(※平時は伊那松島 始発)
 
 

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