HOME関東京王電鉄

京王電鉄 井の頭線
Keio / Inokashira Line

駅リンク先
なし

 
【撮影日:15.05.03./掲載日:15.05.09.】
 写真は吉祥寺で折り返しを待つ1000系。左がアイボリーの第2編成、右がライトブルーの第14編成。1000系は1996年から導入され、現在の井の頭線では全て同系に揃えられている。急行運転時間帯のダイヤは、下りが[普通]の場合の折り返し上りが[急行]で、下りが[急行]の場合の折り返し上りが[普通]になるのが基本である。緩急接続は永福町の1箇所でしか行われないので、急行が運転されない時間帯になるか、編成の入れ替えが発生しない限り、写真の両編成はこの後渋谷まで1往復してきたほぼ1時間後、再びこの場所(吉祥寺)で顔を揃えることになる。
 井の頭線は山手線と接続する鉄道では珍しく小単位で地味な輸送に徹している感があるが、いろいろ面白い歴史がある路線でもある。会社だけでも帝都電鉄→小田急→東急→京王と変遷している。帝都電鉄といえばかなり野望を持っていた鉄道会社というイメージがあり、第2山手線計画なんていうのはよく知られている。井の頭線に関しては田無方面の延伸を画策していたという話があり、当時地上駅だった国鉄駅に対して、井の頭線は当初から高架駅だった(※「戦後」になってから武蔵野競技場経由で田無延伸を計画したという話があるが、そうであれば開業当初に井の頭公園駅から無理無理急勾配を上がって吉祥寺駅を高架で建設する必要がなく、この「戦後」説には何か説明が抜けている気がする。個人的には戦前から田無延伸説があった方を支持したい)。他にも銀座線直通計画などやや無謀な計画もあったり、誇大妄想的な大きい夢が眠っている路線でもある。
 
 

▲このページのTOPへ戻る