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JR東日本 青梅線
拝島 【次の掲載駅】 宮ノ平
青 梅 Ōme
 ●2016年5月訪問時
【購入日:16.05.02./掲載日:17.02.13.】
 「青梅」という地名だが、吉野梅林という観光名所もある事から、梅に由来する何かがあるのだろうとは思っていた。しかしネットなどで由来の説明を見てみると、たしかに梅に関わってはいるのだが、少々ここで説明するには面倒くさい理由が検索されたので、説明は他のHPに譲る事にする。でも調べてみたら、吉野梅林がある場所は今でこそ青梅市(←町)だが、かつては吉野村という別の自治体であった。
 
【入手日:16.05.02./掲載日:17.02.13.】
 当駅で入手した回数券収納袋。JRマークの下の四角い枠の中に八王子支社の文字が印刷されている。
  
【入手日:16.05.02./掲載日:17.02.24.】
 スタンプのデザインは「金剛寺誓いの梅」。金剛寺は青梅駅から西へ向かったところにある寺院である。そこにある都の天然記念物に指定されている梅の木は、平将門が植えたものとされている。この木が「青梅」の地名の起源とされているらしい。
  
【撮影日:16.05.02./掲載日:17.02.13.】
 青梅の駅周辺では「昭和の町」として商店街などが昭和レトロ化の風景を創りだして観光客を誘客している。青梅駅もそれに協力して2005(平17)年より「レトロステーション」として施設の一部をレトロ調のデコレートを行っている。写真の駅名標や照明もその一環である。
 近隣には「青梅赤塚不二夫会館」「昭和レトロ商品博物館」「昭和幻燈館」といった施設がある。この企画の中心になっているのは青梅の商店街(住江町商店街振興会)である。
 こういうことをしているなら青梅市も何らかの協力をしてるのかと思いきや、市や観光協会のホームページから「昭和の町」関連の情報に行き着く事は難しく、情報も乏しい。
  
【撮影日:16.05.02./掲載日:17.02.13.】
 駅舎は1924(大13)年の青梅鉄道時代に本社を兼ねて建てられたもの。縦長の幅の狭い窓が時代を感じさせる。
 青梅駅を通るバスの多くを担当するのが、写真にも写っている都営バスである。青梅エリアの都営バスは飛び地的存在であるが、バスの営業所としては新宿区の早稲田自動車営業所の担当で、車輛は青梅支所の配置となっている。歴史的に青梅に都営バスの営業所が置かれた事は無い(ずっと支所の扱い)。青梅支所には都営バス最長路線となる青梅駅-(西武新宿線)花小金井駅の路線が発着しているが、かつては(中央線)阿佐ヶ谷駅発着であった。この路線は駅に入り込む道路以外は(旧)青梅街道をひた走る。
 他に西東京バスも乗り入れているが、系統数はわずかである。かつては西武バスも(西武池袋線)入間市駅や飯能駅からの路線が駅前に発着していたが、2001(平13)年には河辺駅発着(例外的な東青梅駅発着もあり)に短縮され姿を消した。入間市駅-青梅駅の系統は、かつては御嶽駅まで足を伸ばすバスもあり、その当時は日向和田に車庫も置かれていたそうだ。かつて東京都専用線小河内線(氷川(現:奥多摩)-水根 間)を小河内ダムの建設を終了(1957(昭32)年竣工)後に西武鉄道に譲渡されているが(1963(昭38)~1978(昭53)年)、西武が青梅・奥多摩方面の観光開発に鉄道・バスの両面から食指を伸ばしていたことを匂わせる。
 
【撮影日:16.05.02./掲載日:17.02.13.】
 改札口からホーム下に繋がる通路には、赤塚不二夫の漫画のキャラクターの絵が掲出されている。最寄りに「青梅赤塚不二夫会館」があることが関連している。そして当駅の列車発車メロディーは「ひみつのアッコちゃん」のアニメのオープニング曲が使われている。
  
【撮影日:16.05.02./掲載日:17.02.13.】
 ホーム下の通路には、昭和30~40年代の映画のポスターが掲出されている。通路の突き当たりは工事が行われており、将来の増設ホームへ繋がる通路が出来るのであろう。
  
【撮影日:16.05.02./掲載日:17.02.13.】
 ホームにある待合室も木造にして昭和レトロを演出している。でも雰囲気からすると、昭和だとしても戦前の感じかな?
  
【撮影日:16.05.02./掲載日:17.02.13.】
 列車は9:30当駅始発 903[普通]奥多摩ゆきのE233系の青465編成。
 現在の青梅駅のホームは1面2線だが、訪問時はホーム1面の増設工事が行われており、完成時は2番線が中線となるような2面3線構造になる。
 運転上の拠点駅でもあり、折り返し列車も多数設定され、しかも東青梅以西は単線という状況で、これまで1面2線で運転を捌いていたというのは、ある意味職人芸である。ホームの増設は運転上のネックになっている部分の多くを解消するものになるはずである。
 それにしてもホームがまだ枠の状態であるのに、エレベータがすでに設置されているのがびっくりである(エレベータの運転は地下方向なので、上部は無い)。野晒しにして大丈夫なのかとも初めは思ってしまったが、考えてみると、新設のホームを組み立てる上では早々に設置したほうが何かと好都合な構造物だということに気づかされた。
 
【撮影日:16.05.02./掲載日:17.02.13.】
 ホームの端から奥多摩方向を見る。
 上記のホーム増設工事のため、右側にあっただろう線路は暫定的に断ち切られ、工事用に道路が舗装されている。右には"X"が貼られた信号機も見える。
 繋がっている線路はそれぞれ1・2番線に延びている。
 
【撮影日:16.05.02./掲載日:17.02.13.】
 青梅を出発した923発 918T[普通]立川ゆき。青梅・五日市線内専用の青編成ではなく、豊田区の10輛貫通のT編成だ。
  
 

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