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JR東日本 青梅線
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奥多摩 Oku-Tama
 ●2016年5月訪問時
【購入日:16.05.02./掲載日:17.03.30.】
 切符に印字されたローマ字の駅名は、「OKU-TAMA」とハイフンで区切られており、ホームの駅名標ではハイフンなしで表示されているのとは異にしている。地名の成り立ちとしては、「奥」は接頭語のような役割であると考えられるので、ハイフン"あり"で表記される方が正しいように思う。E233系のLEDの行先表示はハイフン"あり"となっている。
 ヘボン式のローマ字を正しく使用しているJR各社でも、ハイフンの使い方が微妙なケースにたまに出会うことがある。当駅のようなローマ字表記がきっぷ:ハイフン有り、駅名標:ハイフン無しのようなケースで私が他で見つけているのは、JR九州の日豊本線・中山香がそうだった(2014(平26)年確認)。
 
  【撮影日:16.05.02./掲載日:17.03.30.】
 かなり使い込まれたスタンプである。
 デザインは「奥多摩湖」。正面下の岩には「湖底の故郷」と書かれているが、これは奥多摩湖の湖畔に置かれた歌碑であるとのこと。小河内ダム建設によって沈んだ小河内村のことを歌った曲で、1937(昭12)年に東海林太郎によって歌われたそうだ。
  
【撮影日:16.05.02./掲載日:17.03.30.】
 東京都の駅の中では最西端の駅であり、標高の最も高い場所にある駅である。
 写真の駅名標の他、国鉄門柱形の駅名標もある(ただし表記はJR式)。
  
【撮影日:16.05.02./掲載日:17.03.30.】
 奥多摩駅といえば山小屋ロッジ風の駅舎で知られている。確かに山に似合いそうな建物であるが、雪深い湯治場の温泉旅館として建っていても違和感が無い気がする。こうして見てても、屋根下の構造物の造形や、丸窓や、いろいろと凝った造りになっているのが解り、飽きない。
  
【撮影日:16.05.02./掲載日:17.03.30.】
 駅舎内、改札手前部分は格天井になっている。駅事務所部分は壁が格天井までに達しておらず、別に部屋を設えた造りになっている。東京近郊区間なのでSuicaリーダーも設置されているが、改札ラッチが撤去されず残されている。
 
【撮影日:16.05.02./掲載日:17.03.30.】
 1番線で折り返す青465編成(11:35着1103→11:47発1102[普通]青梅ゆき)。
  
【撮影日:16.05.02./掲載日:17.03.30.】
 1番線ホームの線路終端部の脇には、37.0kmのキロポストが立つ。ただ青梅線の営業キロは37.2kmである。必ずしも「実キロ=営業キロ」である必要は無いのだが、どこで200mの差が生まれたのかが気になる。もしかしたら貨物輸送が行われていた時代の名残で、営業キロは200m先の貨物線があった頃の駅中心のままにされているのかもしれない。少なくとも立川-鳩ノ巣 間については「実キロ=営業キロ」であった事は確認している。
  
【撮影日:16.05.02./掲載日:17.03.30.】
 当駅のホームは急カーブの途中にある。かつて東京都水道局小河内線と線路が繋がっていた頃、線路は氷川の町をΩカーブで取り囲むように敷設されていた。'"Ω"の文字の右側が立川方面とすると、奥多摩駅の位置は右下のくびれた部分に相当する。
 カーブしたホームに車輛が停車すると、扉の場所によっては扉とホームの間に隙間が出来ることになるが、当駅の場合はその隙間はかなり広くて、初見の私はちょっとびっくりした。もちろんホーム下には転落検知マットが敷設されている。ホームの「!足下注意!」の表示が乗降する両方向にペイントしてある念の入り用には、注意のため必要とはいえ畏れ入る。
  
【撮影日:16.05.02./掲載日:17...】
 2番線ホームから末端側を見る。かつては写真の右手には、石灰石輸送のための貨物ヤードが広がっていた。また奥に見える奥多摩工業の工場の方向に、小河内ダムの建設に使用された(元・東京都水道局小河内線の)奥多摩工業水根貨物線の線路が延びていた。水根貨物線は手続き上は休止線という扱いだが、現状は当駅で線路が断ち切られている。水根貨物線自体もダム建設終了後は放置同然の状態であるため、仮に復活させようとしたら、新線建設同然の費用がかかるだろう。
  
 

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