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JR北海道 室蘭本線
竜飛海底 【次の掲載駅】 白老
虎杖浜 Kojohama
 
【撮影日:09.10.13./掲載日:15.01.09.】
 上りホームから、山側の下りホームの駅名標を撮影。
 虎杖浜の地名の由来は、アイヌ語の「クッタルシ」=イタドリ(虎杖)が生えるところ、から来ているそうだ。虎杖浜には、隣が登別ということもあってか、虎杖浜温泉という場所もあるようだ。町自体は漁業が主産業で、中でも「タラコ」が名産とされている。撮影当時、東京の上野駅構内には「虎杖浜たらこ」の看板を掲げたおにぎり屋が存在した。
 
【撮影日:09.10.13./掲載日:15.01.09.】
 虎杖浜駅の駅舎。同様のスタイルの段違い屋根の駅舎は、千歳線の美々駅など、近隣にいくつか存在しているようだ。虎杖浜駅は無人駅である。
【撮影日:09.10.13./掲載日:15.01.09.】
 虎杖浜駅の駅舎内に掲示されていた運賃表と時刻表。訪問時の時刻表を見ると、毎時1本とまではいかないものの、片道12本の列車が設定されている。室蘭と苫小牧の間にあるということもあるが、ローカル線としてはなかなか健闘している。
【撮影日:09.10.13./掲載日:15.01.09.】
 虎杖浜駅の駅構内を下りホームから苫小牧方向を見る。
 虎杖浜駅は複線区間の途中にある駅であるが、上下のホームはオフセットした配置で、向かい合ってはいない。もし両ホームに列車が停車すると、先頭車が向かい合うような格好になる。
 ちなみに虎杖浜駅区間を含む幌別-敷生(現・竹浦)が複線化したのは1926(大15)年で、虎杖浜駅が地元の請願駅として誕生するのはその後の1928(昭3)年である。ということは、虎杖浜駅には単線時代の歴史は無いわけで、上下列車交換時のタブレット交換するのに向いているオフセット配置の駅にする必要はないわけである。時代としてはこういう造り方は当たり前ではあっただろうが、そうする必然性はないわけで…。ちょっとした謎である。
【撮影日:09.10.13./掲載日:15.01.09.】
 虎杖浜駅を出発した711系の上り東室蘭ゆき。この頃はまだ711系は第一線で活躍していたが、そう余命も残されてはいなかった。それどころか、掲載日現在では室蘭本線の東室蘭-苫小牧間には電車運転による普通列車さえ消えてしまっている。

 ◆写真の列車情報◆ 札サウ 711系 S-116 834発 2726M[普通]札幌→東室蘭

【撮影日:09.10.13./掲載日:15.01.09.】
 跨線橋の上から、虎杖浜を出発したキハ150形の下り苫小牧ゆき。加速途中なので車輛の周りが排気の煙でちょっとだけ白くかすんでしまっている。こうして写真で見ると周囲に何も無いように見えるが、それは線路が町の北側にちょっと外れた場所にあるためで、人口が張り付いていない訳ではない。苫小牧への通勤であろうか、当駅から数人の乗車が見られた。

 ◆写真の列車情報◆ 札ナホ キハ150 104 750発 471D[普通]長万部→苫小牧


  

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