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アルピコ交通 上高地線
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松 本 Matsumoto
 
【撮影日:85.08.16./掲載日:17.11.02.】
 撮影当時の会社名は「松本電気鉄道」だった。写真の列車は3輛編成で松本方(右側)2輛がモハで10形で、新島々方(左側)がクハ10形であった。この写真を撮影したのは父方の田舎から東京の家に帰るときに、篠ノ井線のホームから撮ったものだ。この時使用していたカメラは110フィルムと呼ばれるカートリッジタイプを使用していた。
 運用されていた車輛は10形(モハ6輛とクハ1輛)の7輛で揃えられていた。出自は各車輛ごとに様々で、松本電気鉄道には外観を日本車輌製造の標準車体に鋼体化改造の上、1958(昭33)~1963(昭38)年にかけて入線した。同線は1986(昭51)年に600Vから1500Vに昇圧が実施されで10形は全廃された。代わりに元東急(初代)5000系が系式はそのままに(車輛番号は変更)2輛編成4本が入線した。現在は京王井の頭線からやってきた3000系に統一され(1999(平11)年に入線)、白地の大胆な塗装をまとっている。掲載日現在では写真のモハ10形と同様のリバイバル塗装をまとった3000系がお目見えした。これは松本電気鉄道時代からの伝統なのだろうか、10形・5000系・3000系の車輛番号はいずれも、電動車は奇数、付随車は偶数が付されている。
 ちなみに、松本電気鉄道からアルピコ交通の社名変更は2011(平23)年4月。個人的には何か知らぬ間に名前が変わった印象があったのだが、この頃は東日本大震災で混乱していた時期だったので、私の記憶にないことに思わず納得してしまった。
 
   
  

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